競馬ダイジェスト10月8日
■女王健在!スイープトウショウ復帰戦を鮮やか勝利で飾る−京都大賞典
さすがでございますスイープトウショウ様。これぞ現役最強牝馬の底力。
詳細は後日のレース回顧で書こうと思うんですが、
やはり前哨戦をGI馬がしっかり勝つと本番が楽しみになってくる。
今回は直線だけの競馬だったし、久々を勝った反動の心配も小さい。
ディープインパクト、ハーツクライ不在の天皇賞。堂々と主役と務める。

■もう東京はダメじゃない!ダイワメジャー勝って盾へ−毎日王冠
コース成績【0.0.0.5】。昨年の毎日王冠も1番人気5着。
「東京のダイワメジャー不要説」は予想をするにあたってももはや定着していた。
そんな相性の悪さを吹き飛ばす勝利。これもGI馬の意地、である。
当初は東京を避けるためかマイルCS直行も予定されていたが、
予定を変更し天皇賞へ向かうとか。当然、色気は出てきますよね。

■幸−松元省ラインが実に久々の勝利! 京都3Rウィルビーキングで
幸さんを主戦に起用する数少ない(唯一の?)トレーナー、松元省一師。
このコンビでは三冠牝馬スティルインラブだけでなく、
重賞3勝を挙げたトゥナンテなどで実績を築き上げてきた。

しかし、今年はまったく勝ち星を加算できず。
幸さんは他厩舎の管理馬でしか勝てず、
松元省師は芹沢純一を乗せた時しか勝てなくなってしまった。
最後に幸−松元省コンビで勝ったのが4月のれんげ賞@プリムローズヒル。
これでは厩舎の勝ち星が伸びるはずもなく、
結果、先週までわずか7勝と低迷。

コンビの連敗を止めたのが、2歳馬ウィルビーキングだった。
上にエランセなどがいる、厩舎ゆかりの血統馬。
勝負服はノースヒルズ(厳密には前田氏一族の個人所有馬)と縁深いチームでの勝利。
一体いつまでトンネルが続くのだろうと気を揉んでいただけに、
ようやく出口が見えてよかったよかった。
ていうかプリムローズヒル早く帰ってこーい!

■大暴れカラ馬が生んだ!?3連単70万馬券 京都12R
京都12Rでは思わぬアクシデントが発生した。
スタート直後にサンレイズレクサスがつまづいて競走中止。
それだけならまだ良かったのだが、
外からグングンとマクって進出してきたカラ馬は、
1番人気リードオフマンの前をフラフラと・・
しかも4角ではあろうことか、思い切り内側へ「斜行」。
ここで馬群がゴチャついてしまい、
さらに逃げていたワールドドンの前に躍り出てしまった。
危険を察知したワールドドン鞍上の本田優は手綱を引き、
逃げ馬が不利を受けるという不思議な事態に。

結局、4角で前が塞がったビッグホワイトが盛り返し1着。
2、3着にはあまりカラ馬の影響を受けなかった差し馬が突っ込み、
3連単は78万馬券。あまりに予期せぬ事態が生んだ波乱劇であった。