お正月の4日開催で15勝の荒稼ぎ。
今年も武豊はスタートから猛チャージに成功した。
先週は日曜の「特別3連続飛ばし」もあり2勝に留まったが、
それでも現在17勝はぶっちぎりのリーディングである。
しかし、果たして彼は今の成績に満足しているだろうか?
本来なら彼が手にして然るべきものを、今年は取っていない。
そう、まだ重賞を勝っていないのである。
シンザン記念4連覇、ガーネットS3勝、日経新春杯3勝など、
年始の重賞には滅法強いはずなのに今年は未勝利。
京都金杯のディアデラノビア、シンザン記念のロジック、そして日経新春杯のエルノヴァ。
どの馬も1番人気でなかったとはいえ、
決して駒に恵まれなかったとも言い難い。

1回京都開催6日を終えて武豊が重賞未勝利なのは01年以来。
しかし、この年は年始から国内で騎乗しておらず、
本格的に海外遠征を敢行していた頃だったはず(詳しくは覚えてない^^;)。
初めて重賞に乗るのがAJCCという、極めて異例の年だった。
それを除いて遡ると、同期間で重賞を勝てなかったのは96年。
この年の初重賞はイブキパーシヴのクイーンC(1月28日)だった。
今週は平安Sでヴァーミリアンに騎乗予定。
鞍上効果もあって、もしかしたら1番人気に支持されるかも。
そろそろビシッと決める頃か・・?

例年同様、他の追随を許さないスタートを切った武豊。
しかし、彼自身の感触はもしかしたら「スロースタート」なのかもしれないね。