好調だった先週から一転、今週は8戦全敗。
せっかく築き上げた貯金をほとんど使い果たしてしまった。

◇京都11R 日経新春杯
1着☆アドマイヤフジ――――55福永祐一
2着・・スウィフトカレント――54岩田康誠
3着◇インティライミ――――56.5佐藤哲三
・・・・・・
5着○ストラタジェム――――54赤木高太郎
6着▲トウカイトリック―――54芹沢純一
10着◎エルノヴァ――――――55武豊

≪回顧≫
本格化を思わせる☆アドマイヤフジの連勝。
いつも通り発馬のダッシュがつかず後方からの競馬になったが、
中団で折り合いに専念し勝負どころを待つ。
問題の3角下り坂。
やはりきょうも置かれ気味になってしまうのだが、
福永祐一は前走同様インを回ってコースロスを最小限にとどめ直線へ。
外に持ち出されてからはさすがの末脚。
ゴール前は接戦になったが、
アタマ差抜け出して初の重賞タイトルを手に入れた。
2ヶ月ぶりで馬体が12キロ増。
重め残りが懸念されたが、しっかりと力を出し切れた。
また、渋った馬場への対応も心配されたが、
上がりが3Fが36.3秒かかるコンディションはむしろ歓迎材料だったか。
前半1000mが59.9秒と緩まなかったペースともども味方した感じ。
次は阪神大賞典か日経賞を使って天皇賞を目指すとのこと。
一気にペースが速くなるような展開に対応できるようになれば、
天皇賞でも活躍が期待できるはず。

2着にはスウィフトカレントが突っ込んだ。
後方で引っ掛かる最悪のパターンながら、
直線で弾けるだけの余力がまだ残っていた。
アドマイヤフジには競り負けたものの、見せ場たっぷりの一戦。
潜在能力の高さを見せつけた。

◇インティライミは「勝った!」と思わせるだけの好内容。
一度は完全に先頭に躍り出たが、ゴール前で捕まった。
荒れたインを突く形になったのが最後になって堪えたか。
それにしても、改めて力のあるところを見せてくれた。
蹄の不安からの復帰初戦であることを指摘してきたが、
無事に走り切るだけでなく、
次への希望を持たせてくれたのは本当にうれしかった。
まだ安心するのは早いかもしれないが、
これでやっと「ディープインパクトとの再戦」を意識することもできよう。

◎エルノヴァはまったく動けずに終了。
プラス8キロの馬体が示す通り、重かったか。
スタート直後からずっと武豊は手綱を追っ付け放し。
さぞ疲れたでしょうね(笑
きょうの武豊の特別での「飛ばしっぷり」を見てるとイヤな予感もしたけど・・
↓↓↓
9R紅梅S:カスタリア(3番人気11着)
10R雅S:ジンクライシス(1番人気15着)
(投資:2400円 0円)


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◇中山11R 京成杯
1着◎ジャリスコライト―――56北村宏司
2着・・トウショウシロッコ――56吉田豊
3着▲ネヴァブション――――56武幸四郎
・・・・・・
8着☆ニシノアンサー――――56菊沢隆徳
10着○モエレフェンリル―――56柴田善臣

≪回顧≫
さすがに◎ジャリスコライトが勝った。
抜け出すまでに少し手こずったようにも見えたが、
坂を上がってからの切れ味はさすが。
強烈なインパクトを与えるまでには及ばなかったが、
今回何より求められた「結果」を出せてよかった。

2着には未勝利を勝ったばかりのトウショウシロッコ
勝ち馬の後ろを追うような進路取りで伸びてきた。
一部で「穴馬」「秘密兵器」の評価を目にしたが、
きっと未勝利戦を戦っている間にキラリと光る何かがあったんだろう。
▲ネヴァブションは最後吹っ飛んできたが、
序盤にモタモタしすぎ。馬場に戸惑ったか?
密かに期待していた○モエレフェンリルはいいところなし。
(投資:2000円 回収:0円)


◇中山10R ジャニュアリーS
1着・・リンガスローレル―――55柴田善臣
2着・・ワンダーヴィボ――――55菊沢隆徳
3着×メイショウセブン―――54田中勝春
・・・・・・
8着◎マルカフレンチ――――56.5武幸四郎

≪回顧≫
△ケイアイカールトンが注文をつけてハナを奪うも、
前半600mが33.2秒。中団待機組のワンツーで決まった。
リンガスローレルといえばイマイチのイメージだったが、
きょうは早めに動いてハナ差勝ち。
それにしても2着ワンダーヴィボにはビックリ。
湿った馬場が得意だったとはいえ、ノーマークだった。
3着×メイショウセブンは鞍上の好調さと絞れた馬体に目をつけ印を入れたが、
先行勢では最先着を果たしたように強い内容だった。

◎マルカフレンチがこれだけ崩れるとは。
連闘も影響したのかもしれないが、恐らく時計が速いと苦しいのだろう。
さすがにひと息入れられるのかもしれないが、
乾いたダートで巻き返しを期待したい。(投資:2200円 回収:0円)

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浩大くんの初勝利はならず。
来週から小倉が始まるし、そちらで頑張ってくれるでしょう。
そういえば「ジョッキー列伝」に出演してたな。
JRAのホームページからも見れるし、
ヒマだったら見てみてください。

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京都10R雅S。
安藤勝騎乗のオーガストバイオを、クワイエットデイが差し切った!
昨年2月以来、久々の勝利。
幸さんとのコンビでの勝利にいたっては04年10月の御陵特別以来である。
スタートに失敗し、後方から大外をブン回して2、3着惜敗・・
これまでは悔しい思いばかりさせられてきたが、
きょうは非の打ち所のないレースぶり。
後方待機から直線でうまく外に持ち出されると、抜群の伸び脚を見せた。
馬と騎手の息がピタリと合った勝利。見ごたえがあった。

幸さんも昨日の淀短距離S勝ちに続いて冴えている感じ。
9R紅梅Sでも11番人気サウスティーダで逃げ粘り2着。
今は「何かやってくれるかも」という雰囲気を感じさせてくれる。
ギャラントアローといいクワイエットデイといい、
2003年の大活躍を支えた当時の3歳馬がまだ頑張っているのもうれしい。
この3週で4勝なら上々のペース。
再び大波が来ないかと期待してしまうのは浅はかだろうか・・?