「人生、無事是名馬」|雑談系競馬ブログ

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2006年10月

◇東京11R 天皇賞
1着☆ダイワメジャー――――58安藤勝己
2着・・スウィフトカレント――58横山典弘
3着△アドマイヤムーン―――58武豊
・・・・・・
4着◎コスモバルク―――――58五十嵐冬樹
5着○スイープトウショウ――56池添謙一
6着▲ダンスインザムード――56北村宏司
7着△アサクサデンエン―――58田中勝春
15着△インティライミ――――58佐藤哲三

≪回顧≫
「競馬はしょっちゅう『逆の目』が出るもの」。
常々思わされることである。
例えばジャパンC。
「今年の外国馬は粒揃い」なんて言われると日本勢が上位を独占。
逆に「低レベル」と噂されると、途端にワンツーを決められたり。
02年のファルブラヴ−サラファン決着なんかは記憶に新しい。

「このメンバーだと間違いなくスローペース」
昨年の「62.1秒」が助長した部分もあっただろうが、
バランスオブゲームが回避したことで世論は「上がり勝負」で一致。
しかし、いざフタを開けてみれば佐藤哲三△インティライミが軽快に飛ばす。
確かに積極策を示唆してはいたが、
ここまでケレン味のない逃げは想像できただろうか。

玉砕覚悟に出た「ディープ世代No.2」。
その背中をほくそ笑みながら追走していたのが☆ダイワメジャーだった。
フラストレーションを溜めながら緩い流れを追走することもなく、
自分から流れを作って標的になることもなく。まさに絶好の展開。
やや強引ながらもスムーズに番手を取れたのも大きかった。
「外枠+平均ペース」。
加えてほどよい湿度がノドに潤いを与えれば恐いものはなし。
「勝つ時は何もかもが、うまくいく」。
完全復活を遂げた皐月賞馬を見て、
これまでも幾度となく脳裏をよぎった教訓を思い出した。

次の目標はマイルCSだという。
確かに昨年2着の雪辱を期すのはわかるが、
ぜひ香港カップを視野に入れるべきではないだろうか?
やや時計のかかるシャティンなんてピッタリだと思うのだが。続きを読む

◇京都11R スワンS
1着◎プリサイスマシーン――57松岡正海
2着・・シンボリグラン――――58柴山雄一
3着・・アグネスラズベリ―――55本田優
・・・・・・
4着△ステキシンスケクン――55武豊
5着△オレハマッテルゼ―――59柴田善臣
6着・・タマモホットプレイ――57渡辺薫彦
8着◇シンボリエスケープ――57蛯名正義
9着・・メイショウボーラー――58福永祐一
10着▲ブルーショットガン――57武幸四郎
11着△エムエスワールド―――55秋山真一郎
14着☆ネイティヴハート―――57内田博幸
15着△チアフルスマイル―――55藤岡佑介
16着○インセンティブガイ――57四位洋文
18着・・タガノバスティーユ――55池添謙一

≪回顧≫
勝ち馬についてはダイジェストを読んでいただくとして、
京都外回りというのは不思議なコースだなと思わされる。
ダンスインザダーク、チーフベアハートと、
特定の血脈を急激に活性化させる力を持っているのだから。
マヤノトップガン産駒も然り。
バンブーユベントス、チャクラ、トップガンジョーと、
代表的な産駒はみな京都の外回りで好走している。
京都外回り、1600mのマイルCS。
◎プリサイスマシーンの「もう一丁」に期待するのも悪くない。

ひとつだけカミングアウト。
>マイルCS4着の実績も光る京都巧者プリサイスマシーンはどうだろう。
(スワンS予想記事より)
・・本当は5着でしたね。続きを読む

実はまだ天皇賞のレース映像を見ておりません。
さっき家に帰ってきてから「やべっちFC」見てたもんで・・

で、PCでまず何を確認したかというと、
「ディアデラノビアがエリザベス女王杯に出られるのか否か」
どうやら現時点では除外対象になっているらしく、
2頭回避してもらわないと出られない情勢。
http://keiba.radionikkei.jp/news/20061029K79.html

それでも、たぶん出ないでしょと思われる馬も何頭かいらっしゃいます。
ダンスインザムードさん、予定通りアメリカに行ってください・・
キストゥヘヴンさん、秋華賞でハ行してたんじゃないんですか?
ヤマニンメルベイユさん、福島記念に向かって下さい。
スプリングドリューさん、もう少し謙虚な姿勢でお願いします。

何とか出られんものかなあ・・
出られたら自信持って買えるのに。
・・3連複で(笑

===
すいません、きょうはダイジェストすら書くことができません。
明日以降ちゃんとやりますんで・・^^;

◆東京11R 天皇賞
◎コスモバルク
○スイープトウショウ
▲ダンスインザムード
☆ダイワメジャー
△アサクサデンエン
△インティライミ
△アドマイヤムーン

「スローだ、スローだ」と言われる時に限って、
案外緩みのないペースで進んだりするのが競馬の難しいところ。
しかし、今回に限ってはどう転んでもスローになるとしか思えないよなあ・・
さてさて。

時代は北海道。ついにコスモバルクに中央GI獲りの時がやって来た。
大接戦のオールカマーでイン強襲から2着を死守。
当時の最終追い切りは決して誉められたものではなく、
まさに「底力」でもぎ取った天皇賞への切符だった。

永遠の課題である折り合いは、ゲートが開いてみないとわからない面がある。
しかし、前走では気持ち悪いぐらい落ち着いていた。
むしろ「行きっぷりが悪い」と表現したほうがいいくらい。
2000mはシンガポールGI勝ちをはじめ【3.1.0.0】のベスト条件。
何と言っても好位からレースを進められるのが、
スローペースにおいて心強い。場合によっては逃げてしまってもいい。続きを読む

競馬ダイジェスト10月28日
■これぞ松岡クオリティ! 14番人気プリサイスマシーンが乱戦制す
単勝1番人気オレハマッテルゼでも6.1倍つくという大混戦。
ケリをつけたのは愛国帰りの若武者だった。
松岡正海騎乗のプリサイスマシーンが快勝。
GI4着が2回の実績馬が、単勝14番人気の低評価を覆してみせた。

逃げたステキシンスケクンに負けず劣らずの好発を決め、
道中は4番手の絶好位を確保。
直線入り口ではやや手応えが怪しくなったものの、
鞍上の激しいゲキに応えてもうひと伸び。
追い上げるシンボリグラン、アグネスラズベリを退けた。

もともと安定したレースぶりには定評があり、
目の覚めるような末脚を持っているわけではないが平均的ラップを刻むと強い。
きょうもそんな質のレースだった。
次はもちろんマイルCSに行くことになるだろうが、
2年前デュランダルの前に完敗した雪辱を目指してもらいたい。
松岡とのコンビ続投なら現実味もグッと増すのではないだろうか。

・・馬券ですか?
シンボリグランがありません。
アグネスラズベリさえありませんでした。
総流しも考えてたんだが・・
続きを読む

昔からけっこうスワンSは好きな重賞だった。
天皇賞の前日の土曜競馬で、
マイルCSを目指す強豪マイラーがこぞって出走してきた。
ここ数年の勝ち馬にもタイキシャトルやブラックホークなどのビッグネームが。
しかし、スプリンターズSの施行時期が変わったあたりから状況は一変。
02年のショウナンカンプが勝ったのを最後に、
ここ3年は単勝2ケタ人気の馬が連勝中。実に恐ろしい。

◆京都11R スワンS
◎プリサイスマシーン
○インセンティブガイ
▲ブルーショットガン
☆タマモホットプレイ
△オレハマッテルゼ
△ネイティヴハート
△シンボリエスケープ

京都は2戦して【1.0.0.1】。
マイルCS4着の実績も光る京都巧者プリサイスマシーンはどうだろう。
脂の乗ってきた昨春の休養で出世は妨げられたが、
ブランクを乗り越えて高松宮記念で4着に頑張れるあたりが力の証。
ポン使いを苦にすることもないし、
高配メイカー松岡正海が東から乗り込んできたのも面白い。

連闘でインセンティブガイにスイッチが入りそうな予感。
負けるときは豪快に、秒単位で負ける。
それがもはや定番だけに、一度や二度の大敗で評価を下げるのは早計。
人気ガタ落ちのここが狙い目だろう。
高速馬場でブルーショットガンとはこれいかに、と言われそうだが、
もともと京都の1400mはベストといってもいい条件。
馬群がバラけたところでインを突けば。
良馬場の京都でタマモホットプレイに注意を払うのは基本中の基本。

春のスプリント王オレハマッテルゼの前走はガッカリ。
それだけにここで立ち直った姿を見せてほしいもの。
惜しくもスプリンターズS出走権は逃したネイティヴハートだが、
まったく衰える様子はない。高速決着についていけるかが焦点。
シンボリエスケープは昨年の春、
準OPでこのコースを走って2着。あの時の末脚はなかなかえげつなかった。続きを読む

あれだけ出走ボーダーラインが取り沙汰された天皇賞。
しかし、結局のところはフルゲート割れ、17頭で行われることとなった。
というのも、バランスオブゲームが木曜の追い切り時に故障を発生。
競走能力喪失の診断が下され、そのまま引退することとなってしまったのである。

□バランスオブゲームが故障、競走能力喪失
7歳になった今年も、重賞を2つ勝つなどまだまだ元気だったG2将軍。
悲願のGI制覇へ、残り少ないチャンスへの挑戦は志半ばで終わった。

===
バランスオブゲームを欠く天皇賞。
それはそのまま、馬群を引っ張る逃げ馬を失ったことになる。
「切れ味では劣る」と陣営が公言するインティライミ佐藤哲三あたりが、
思い切って主導権を握れば面白くなってくるが・・
間違いなく、昨年と同等以上のスローペースは必至。
もっと総合的な能力を問われるGIであってほしいものだが。

バランスオブゲーム引退の損失は、思いのほか大きいかもしれない。

ディープインパクトハーツクライの二枚看板が不在。
そういう意味では、この秋の天皇賞は99年に似ているかもしれない。
GI馬も6頭がエントリーしているし、メンバーは豪華といえば豪華。
だが、胸を高鳴らせる何かが足りない。
未知の魅力あふれる新興勢力がいてくれれば・・続きを読む

戦前から高まる名勝負の予感。
そして、待っていた劇的なフィナーレ・・
99年秋の天皇賞は、今も色褪せることなく記憶の中に残っている。

当時はまだ外国産馬が出走不可能な時代。
怪物グラスワンダーは毎日王冠を辛勝し、ジャパンCに照準を定めていた。
またエルコンドルパサーは海外を転戦。
凱旋門賞ではモンジューと接戦を演じた。
マルガイ2強を欠くメンバー。それでも何の不満も感じないほどだった。続きを読む

◇福島11R 福島民友C
1着・・コパノフウジン――――55鮫島良太
2着・・エムオーウイナー―――55赤木高太郎
3着・・オーゴンサンデー―――53大野拓弥
・・・・・・
4着◎フサイチホクトセイ――56A.スボリッチ
6着▲マルカキセキ―――――56長谷川浩大
11着☆ツルガオカハヤテ―――56武士沢友治
13着○モンローブロンド―――54吉田隼人
14着△セレスダイナミック――53大西直宏

≪回顧≫
コパノフウジンが堅実派らしい安定感ある取り口で快勝。
もともと直線の短いコースが得意で、ひと叩きされての効果も大きかったか。
2着はエムオーウイナー
イメージ的には時計のかかる馬場のほうが強いというのがあったが、
ちゃんと7秒台の持ち時計もあった。ハイペースの逃げで粘り腰。
オーゴンサンデーはいつまで経っても元気。
4角の捌きと展開次第で伸びてくる。

アイビスSD3着の実績、時計勝負への強さを評価され、
昇級戦ながら1番人気に押された◎フサイチホクトセイ
だが、伸びずバテずの内容で4着に終わった。単に力不足?
▲マルカキセキもこんなところで掲示板を外す馬じゃないんだけど・・
☆ツルガオカハヤテは位置取りがいつもより悪くなってしまった。
もう一頭の人気馬○モンローブロンドは再三にわたる不利。
開幕週で△セレスダイナミックを狙うのは無茶だったか。差し馬場で。
【投資:2200円 回収:0円】続きを読む

ディープインパクトの天皇賞回避が決まった。
□急転!ディープ天皇賞出ない!次走はジャパンC→有馬 (SANSPO.COM)
□インパクト盾回避JCでハーツと再戦だ (Sponichi Annex)

個人的には最初から出ないだろと思っていたし、
当初はプランになかった盾出走を強行してほしくはなかった。
それだけに、万全の態勢でハーツクライとの再戦に備えてくれるのが嬉しい。

それにしても上記リンクのSANSPO側の記事には不満を覚えずにはいられない。
何をそこまで疑心暗鬼になる必要があるのか?
どうも電撃引退発表の頃から、
池江泰郎師、金子真人オーナーを中心とした陣営に批判的な目が向けられているが、
そもそも今回、いつ誰が「天皇賞に出る」と言った?
あたかも天皇賞出走が規定路線であったかのような物の言い方。
結局は「東京競馬場入厩=天皇賞出走」と早合点してしまったことを、
どうにか正当化しようとしているだけだろう。
一方、当初から天皇賞出走の可能性を「ゼロに等しい」と解説していたスポニチ。
あくまで「万全を期しての回避」というニュアンスに終始しており、
どちらがより客観的な報道に徹してくれているかは一目瞭然である。

確かに回避を発表したのが予定より早まった点に、
例の薬物問題が少なからず関わっているのは間違いないとは思うが、
これだけゴチャゴチャした状況下でレースに出走させるのは、
どう考えても得策ではない。
少なくとも新聞紙上でこれだけギャップのある書かれ方をしているうちは、
ほとぼりが冷めるのをジッと待つべきだろう。

◇京都11R 菊花賞
1着ソングオブウインド――57武幸四郎
2着ドリームパスポート――57横山典弘
3着アドマイヤメイン―――57武豊
・・・・・・
4着メイショウサムソン――57石橋守
5着アクシオン――――――57田中勝春
7着マルカシェンク――――57福永祐一
8着トーホウアラン――――57藤田伸二
9着タガノマーシャル―――57和田竜二
15着フサイチジャンク―――57岩田康誠

≪回顧≫
ソングオブウインドが力強く末脚を伸ばす。
改めて坂の下りからの脚勢は凄まじいものがあった。
そのすぐ近くの位置からスパートしたのがドリームパスポート
先にメイショウサムソンが進出する展開で、ひと呼吸置いて追い出された。
このあたりは横山典弘の真骨頂。
「これさえ負かせば」という当面の相手をねじ伏せたが、
まさか外から差されることになるとは・・
これもまた横山典の真骨頂、なのかもしれない。

タイトルには手が届かなかったが、馬にとっては収穫の多い一敗だった。
まずは不安視されていた3000mの距離を難なく克服したこと。
しかも、アドマイヤメインが速い流れで引っ張る本格的な流れだっただけに、
最後まで脚色が鈍らなかったことは評価すべきだろう。
「使える脚が一瞬」という寸評もそろそろ訂正されるべきか。

アドマイヤメインも精一杯のパフォーマンス。
日本ダービーのタメ逃げではメイショウサムソンには勝てないとばかりに、
武豊が序盤からハイラップを刻む。
「肉を切らせて骨を絶つ」ミッションは成功したのだが、
一気に襲い掛かってきた前2頭には抵抗する間もなく差された。
それでも、レースを引き締めるには十分な役割を果たしてくれたし、
間接的に三冠阻止にひと役買う形にもなった。続きを読む

競馬ダイジェスト10月22日
■大外からソングオブウインド! 33.5秒の豪脚で菊の大輪咲かす
2年連続の三冠馬誕生なるかが焦点となった菊花賞。
メイショウサムソンが単勝2倍ちょうどの支持を受け、
偉業に挑戦したものの4着。
最後の一冠を手にしたのは、武幸四郎のソングオブウインドだった。

アドマイヤメインが大逃げを打つ中、レース序盤は後方3番手を追走。
鞍上は「この馬のペースで行くだけ」とどっしり構えた。
スパートを開始したのは3角を過ぎてから。
一気に中団場群に取り付き前を射程圏に捕らえると、
直線ではドリームパスポートとの併せ馬。
苦しむメイショウサムソンを尻目に、脚を伸ばして差し切った。

3000mで叩き出した上がり時計は33.5秒。
高速馬場の影響もあったとはいえ、この末脚は強烈。
待機策ながら速いペースを追走してなお、
これだけの余力を残すスタミナの裏付けはどこにあるのだろうか?

「菊花賞でどうこうというのは微妙だがこれから順調に育ってほしい」。
これが神戸新聞杯直後に持った感想だった。
1角でぶつけられて折り合いを欠くシーンがありながら、
直線で一度は先頭に躍り出ての3着と、
力があるところは十分に見せてくれていた。
今は亡きエルコンドルパサーが放った待望の長打。
8番人気での菊花賞勝ちでは、
古馬戦だとまだ半信半疑に思われるだろうが、
このポテンシャルはきっと通用するはずだ。

===
武幸四郎はこれがGI3勝目。
ティコティコタック(00年秋華賞・単勝10番人気)、
ウインクリューガー(03年NHKマイルC・単勝9番人気)に続き、
伏兵を導いての勝利となった。
今年の夏は北海道で健闘。
兄の武豊も自身のコラムで、
「頑張っている」と珍しくお褒めの言葉を贈っていたが、
鞍上の充実ぶりをアピールする勝利にもなった。続きを読む

◆福島11R 福島民友C
◎フサイチホクトセイ
○モンローブロンド
▲マルカキセキ
☆ツルガオカハヤテ
△セレスダイナミック

2歳未勝利戦(芝1200m)が1分8秒台で決まっている福島開幕週。
高速決着に絶対の自信を持つフサイチホクトセイにとっては、
おあつらえ向きの舞台となった。
前走のトリトンSが味な競馬。
激しい先行争いを尻目に、中団でマイペースを守ると、
直線でしっかりと差し切り、かつシルクヴェルリッツの追い込みを完封した。
58kgを背負っての快勝から、今回は2キロ減。ここは負けられない。
続きを読む

菊花賞で三冠さえかかっていなければ、
自信を持ってメイショウサムソンを本命にできるのに・・
重厚感あふれる血統、安定感抜群の脚質。
多少、大げさに言えば「非の打ちどころがない」。

「非」となりうるとすれば、それは三冠を狙う立場そのもの。
馬にその気はなくても、
鞍上の石橋守を筆頭に人の意識は変わる。
人の意識が変わればレースぶりが変わる。
事実、3年前に三冠を目指したネオユニヴァースは、
春とは違い早めのスパートをかけ、
結果的にザッツザプレンティに及ばずリンカーンの強襲にも屈した。

前に武豊のアドマイヤメイン
後ろに横山典弘のドリームパスポート
これほど厄介な相手を前後に見ながら、普段着のレースができるだろうか。続きを読む

これもまた、最大級の衝撃である。
ディープインパクトから禁止薬物が検出。
どうやら凱旋門賞は失格となってしまいそうな情勢である。

正直、凱旋門賞の3着が失格になるかどうかはどっちでもいい。
本当に悔しかったけど、
世界の舞台でまともに勝負をすることができた。
その事実が覆されるわけではない。
むしろ、凱旋門賞を勝った後にこんな騒ぎにならなくて済んだのは、
幸いでさえあるのかもしれない。

いつ、誰によって、どのように禁止薬物が服用されたのか。
それも謎だが、故意であるのか過失なのかも闇のままでもいい。
これから調査は進むだろうが、きっと決定的な答えは見つからないだろう。

「馬に罪はない」。「ディープインパクトがかわいそう」。
そんなことを言うつもりもさらさらない。
今回のケースに限らず、何があっても競走馬に罪などない。
今はとにかく国内での「凱旋レース」に期待したいが、
その舞台を「汚名返上の場」などと位置づけるようなことがあれば、理解に苦しむ。続きを読む

事あるごとに、いちいち比べられる。
ディープインパクトとメイショウサムソン
競馬界に今世紀最大級の衝撃を与えた05年無敗の三冠馬に続き、
こうして偉業に挑む存在が現れたのだから仕方のないことかもしれない。

確かに、勝つ時の派手さでは敵わない。
戦績も負け知らずのディープインパクトに対して、
ここまで6回も敗戦を経験している。前哨戦も負けた。
それだけに、三冠当確ムードが漂っていた昨年とは違って、
「今年はまだどうなるかわからない」というのが大方の展望。

ただ、大人びた先行策はディープインパクトと変わらない「貫禄」を感じさせる。
いつでも前を捕らえられる位置に、メイショウサムソンがいる。
それだけで馬券を買っているファンは安心感を覚える。

きさらぎ賞、神戸新聞杯と敗戦を喫したドリームパスポートがいるとはいえ、
皐月賞とダービーではしっかりとねじ伏せた。
他にはこれといった強敵もいない。
三冠は、もう目の前。

===
三冠を達成できるかどうか。
牡牝の違いこそあれ、
この微妙な戦況はあのスティルインラブの時を思い出す。
春の二冠も決して圧勝するわけではなく、
秋初戦のトライアルでは黒星を喫した。
そして、騎手もパートナー以外でのGI勝ちを経験しておらず、
少なからず不安視される部分があった。

あの時の、祈るような気持ちは今でも忘れない。
このチャンスだけは、逃したくない・・
自分は「何とか勝ってくれ」と願うしかなかった。
メイショウサムソンの熱狂的ファンの皆様、心中お察し申し上げます。
そして、愛馬が偉業を達成する瞬間の歓びは、
本当に何事にも変えられないものですよ!

昨年の三冠馬ディープインパクトとは違い、
メイショウサムソンは見た目に強さを感じさせるタイプではない。
他馬との着差はそれほどではないが、ゴール前はしっかりと前に出る。
また、前哨戦で敗れてしまうことも。これまで通算で2着が4回ある。
そういう意味では、
もし三冠を達成した際には「スティルインラブ・タイプ」と位置づけられそう。
さしずめドリームパスポートがアドマイヤグルーヴか。

そんな今年の二冠馬だけに、
0.1秒差の2着という実績も強調すべきものではないのかもしれない。
ましてそれが2歳時のものであればなおさらである。
野路菊Sでメイショウサムソンと対戦したタガノマーシャル
その後は二度の休養を挟み出世が遅れたが、
3月の500万下平場戦では出遅れながらも強引な競馬で快勝しており、
秘めた力が並のものでないことは早くから匂わせていた。

休み明け3走目で臨んだ、札幌のTVh杯(1000万下)。
同じ3歳の素質馬アクシオンとのデッドヒートを制し、
菊花賞出走ボーダーライン上まで本賞金を加算させた。
今季の札幌の芝は例年になく好時計を連発させたとはいえ、
3番手から上がり3F34.3秒の脚を使ったのは印象的だった。
コマンダーインチーフ産駒の菊花賞といえば、
99年のラスカルスズカが思い出される。
BMSのフジキセキが距離適性にどんな影響を与えているかは未知数だが、
決め脚勝負になれば意外と頑張れたりしないものかと密かに期待している。

ただし一発の可能性も模索しようにも、
出走にこぎつけないと何も始まらない。
本賞金1400万円組は6頭がエントリーし、
すでにミレニアムウイングの回避が決定。
清滝特別を勝った惑星アエローザも熱発があったらしく、
出走を取り下げる可能性も。
3/5、もしくは3/4の確率をくぐり抜けた時、
「秘密兵器」は戦場に解き放たれることになる。

■【競馬ダイジェスト@9月24日】
■物議を醸す決断−ドリームパスポートは横山典弘で菊へ。

神戸新聞杯を勝ったドリームパスポートは、
鞍上を横山典弘にスイッチして最後の一冠に向かう。
皐月賞2着、日本ダービー3着の実績。
そしてメイショウサムソンとの対戦成績3勝3敗というキャリアからも、
「打倒二冠馬」を期待される最右翼の存在であることは間違いない。

高田潤を降ろすことについては、上記リンクで見解を示した通り。
ヤネの経験値と騎乗馬の力、そして舞台の重要性。
それを指揮官・松田博資師があまりにも不釣合いだと判断したということ。
場合によってはナリタトップロードと渡辺薫彦のように、
苦難の末にクラシックを獲るという稀有なサクセスストーリーも存在するが、
実際に渡辺も後に降板させられる時期があり、
どうしても陣営としては「打てる手は打ちたい」という心境に迫られる。
松田博師の「ノリなら負けても納得のいく競馬をしてくれるやろ」
というコメントがすべてを集約している。
見え隠れしているのは「高田を乗せ続けて負けたら悔いが残る」という本音。

乗り替わりのジャッジは決して非情ではない。
「勝つために、打てる手は打つ」という信念の表れである。
宿敵の三冠阻止、そして菊の大輪を咲かせるために・・
トライアルを勝った騎手から手綱を譲り受ける横山典が果たすべき責任は、大きい。

□ドリパス、サムソンと最終決戦…関西では全て先着

◇東京11R 府中牝馬S
1着○デアリングハート―――55後藤浩輝
2着☆サンレイジャスパー――55中舘英二
3着◎ディアデラノビア―――55北村宏司
・・・・・・
5着△コスモマーベラス―――55L.イネス
7着・・ヤマニンシュクル―――55四位洋文
9着▲レクレドール―――――55蛯名正義
14着◇ヤマニンメルベイユ――55勝浦正樹

≪回顧≫
長期休み明けのエイシンテンダーが馬群を引っ張ったが、
さすがに厳しくマークされるような扱いは受けなかった。
ラスト3Fで急激にラップが上がる、典型的なスローペース。
3番手のインコースで立ち回った○デアリングハートにとっては、
まさにおあつらえ向きの展開となった。
スローの1800mでも全く折り合いに問題はなく、
精神面の成長を感じさせた。
どうやらこの後はエリザベス女王杯に向かうとか。
これはなかなか取捨が難しい、今の安定感なら一概に「消し」とも言えない。

☆サンレイジャスパーはまたしても重賞に手が届かず2着。
それでも、ここで本賞金を加算できたことで女王杯のゲートはグッと近づいた。
逆に出走へ黄信号が灯ってしまったのが◎ディアデラノビア
これでマイラーズCから数えて実に4戦連続の3着である。
3角手前から行き場を失い、直線に向いた段階ではまだ後方。
残り400mを切ったあたりから進路を確保し、
そこから末脚を爆発させたがわずかに及ばず。
展開や回ったコースを考えれば、
勝ち馬以上に強いレースはしているのだが・・競馬とはそういうものである。

GIを走っても3着、G3を走っても3着、
牡馬と走っても3着、牝馬限定線でも3着・・
それでも、女王杯に出て来られれば有力だという気持ちに変わりはない。
あとは運よく滑り込み出走が叶うよう願うばかりである。

▲レクレドールは結局いつも通り。
ディープインパクトのいる東京に早め入厩しても、
「洋芝巧者」のありがたくない異名を返上することはできなかった。
ヤマニンシュクルも府中では切れ負けする。
この2頭が凡走するときはだいたいセットで圏外に消えます。
【投資:2700円 回収:0円】続きを読む

◇京都11R 秋華賞
1着○カワカミプリンセス――55本田優
2着☆アサヒライジング―――55柴田善臣
3着・・フサイチパンドラ―――55福永祐一
・・・・・・
4着◎アドマイヤキッス―――55武豊
5着・・シェルズレイ―――――55岩田康誠
6着△キストゥヘヴン――――55安藤勝己
7着・・サンドリオン―――――55秋山真一郎
8着・・ブルーメンブラット――55川島信二
10着▲ソリッドプラチナム――55小牧太
11着・・ニシノフジムスメ―――55藤田伸二
13着・・シークレットコード――55横山典弘
17着・・コイウタ―――――――55吉田隼人

≪回顧≫
「異質」と位置づけたオークスに続き、
カワカミプリンセスが快勝。これで二冠達成である。
■「異質」の戦いの末、無敗女王が誕生。≪オークス回顧≫

元来、オークス馬に比べて桜花賞馬が優勢とされる秋華賞。
それは例年のオークスがスローの瞬発力勝負になりがちで、
京都内回りの序盤から引き締まった流れでは違った適性を問われるから。
しかし、繰り返すようだが今年のオークスは「異質」。
そして待っていた結末は――続きを読む

競馬ダイジェスト10月15日
■無敗ロードを突き進む!カワカミプリンセス秋華賞快勝で二冠制覇
秋華賞はカワカミプリンセスが快勝。
無敗のオークス馬にもかかわらず、
単勝1番人気をアドマイヤキッスに譲っていたが、
クラシックホースとしてのプライドを思う存分見せ付けた。
これで5戦5勝。
オークスと秋華賞という組み合わせでの二冠達成は97年のメジロドーベル以来。
次はもちろんエリザベス女王杯で「変則三冠」を目指すこととなる。
気付けばファインモーションと肩を並べられるくらいの存在にまで登りつめた。

===
ところで、カワカミプリンセスという名前はどう思われます?
どうやら評判はあまり良くないみたいで、
「ダサいって言われる」という厩舎関係者のコメントもどこかで見たことがある。
でも、個人的には何か好き。
オーナーブリーダーの看板をそのまま背負っている期待感が現れているし。
ミスターシービー(Mr.Chigira Bokujo)みたいなもんでしょ。
そんなに定着してない冠名というのも、気にならない要素かな。

ちなみに他の「カワカミ軍団」はこんな感じ。
http://db.netkeiba.com/owner/691800/
全体として言えるのは「弱い」ということです(苦笑
カワカミパウダーっていう馬は新馬のときそれなりに人気していて、
名前を見たとき「どんな粉やねん」と笑ってしまったのを覚えている。続きを読む

◆京都11R 秋華賞
◎アドマイヤキッス
○カワカミプリンセス
▲ソリッドプラチナム
☆アサヒライジング
△キストゥヘヴン

最後の一冠を目指すTRの覇者と、無敗のオークス馬の一騎打ちムードは、
ローズSを勝って臨むアドマイヤキッスを支持することにした。
臨戦過程の優位性もさることながら、
オークスは緩みのない2400mでの我慢比べという条件が不向きだった。
舞台は京都の2000m。
シェルズレイ陣営が積極策を示唆していることもあり、
スローペースは考えづらいがオークスほどの消耗戦にはなるまい。
逆転へのシナリオは整った。続きを読む

◆東京11R 府中牝馬S
◎ディアデラノビア
○デアリングハート
▲レクレドール
☆サンレイジャスパー
△コスモマーベラス

オールカマー3着直後から本命にすることは決めていた。
ディアデラノビアが得意の東京で瞬発力勝負を制する。
今年は中山牝馬S2着分でしか本賞金を加算できていないため、
目標のエリザベス女王杯出走を確実なものにするためには勝利が欲しい。
テン乗りで大役を任されたのは北村宏司。
乗り難しいタイプではあるが、
あのダンスインザムードを手の内に入れた腕を発揮してもらいたいところ。

クイーンSのデアリングハートも勝ちっぷりが優秀だった。
ハイペースを自分から動いて4角先頭。
後方から追い上げた2着馬ヤマニンシュクルと同じ上がりで押し切った。
今回は打って変わってペースが落ち着きそうだが、
場合によっては逃げてしまえばいい。

これまで東京のレクレドールなんか黙って消せばよかったのだが、
スローの札幌記念で牡馬相手に健闘を見せたのが妙に気がかり。
もしかしたら、苦手としていた切れ味比べに対応できるようになってきたか。
全兄ステイゴールドも晩年になってから、
ペースの緩みやすいG2を勝てるようになったが、
そういう血統の特徴が出ているのだとしたら・・ここでも面白いかも。

堅実サンレイジャスパーだが、どうしてもいつも厚い印を打てない。
今回は久々の別定戦。牝馬限定なら問題はないだろうけど。
コスモマーベラスは得意の1800m。
うまく立ち回って一瞬の脚を活かせれば。続きを読む

■幾多の困難を跳ね返しジョイフルハート8勝目! エニフS
派手に圧勝してきたこれまでよりも、はるかに「強い!」と思わせてくれた。
京都10RのエニフSは単勝1番人気のジョイフルハートが快勝。
1F延長の1400mは克服できる範囲と見ていたが、
重賞勝ち馬も多数、顔を揃える中で課された58kgは明らかに見込まれた。
発馬も今ひとつでハナには立てなかったが、
3角手前から先頭を奪い「勝ちパターン」へ。
直線では、1月の羅生門Sで負かされたニシノコンサフォスが食い下がったが、
どうにか追撃を振り切った。

着差は「わずか」3/4馬身。
それでも内容は非常に濃い1勝だ。
一度負けているニシノコンサフォスより2キロも重いハンデを背負わされ、
決してスムーズとは言えないレース内容ながらも勝ち切った。
これで通算11戦8勝。
距離は1400mまで大丈夫そうだし、
芝でもそこそこ頑張れるかもしれない。
あとはアクシデントさえなければ・・もう重賞制覇は目の前だ。続きを読む

ドリームパスポートの鞍上が横山典弘に決定
http://db.netkeiba.com/horse/bbs/2003102720/

link先はnetkeibaの同馬掲示板なので公式のソースとは言えないのですが、
「デイリー馬三郎」でも取り上げられていたので、
恐らく明日には各媒体で目にすることになるでしょう。

高田潤とのコンビで勝った神戸新聞杯が大きな反響を呼んだだけに、
好結果を残しながらの再度の乗り替わりは議論を醸しそう。
あくまで個人的な意見としては、
賛成というわけでも反対というわけでもなく・・

■【競馬ダイジェスト@9月24日】
で書いた通りである。
いくらドリームパスポートとの相性が良くても、
平地での実績不足は明らかなのだから、替えられる可能性は十分にあった。
ひとことで言うなら「仕方ない」。
神戸新聞杯を勝った後、
高田のインタビュー記事なんかをいくつか見る機会があったのだが、
どこにも「菊花賞も頑張ります」といったコメントを見かけることはなかった。
そこに水を向ける質問も(記事の中には)設けられておらず、
「高田で菊へ」というのはどこかでタブー扱いされていたのかもしれない。

さて、後任に指名されたのは横山典弘である。
厩舎のラインを考えれば極めて妥当な人選。
折り合いに注文のつくタイプでもなさそうだし、
瞬発力勝負の3000mならば末脚の威力を凝縮して解き放てそう。
二冠馬メイショウサムソンに立ちはだかる存在としては、
やはり屈指の不気味さを備えることになりそうだ。続きを読む

創設当時は波乱の連続だった秋華賞。
しかし、ここ数年は一転して平穏な決着が目立つようになった。
開催時期の1週スライドが、
実は大きな原因となっているのではということは昨年も書いた通り。
当時のヒマさがうかがえる内容なので、
詳細はそちらを参照していただければと思う。

■「荒れる秋華賞」。

結局、この記事を書いた昨年もエアメサイア→ラインクラフトの2強決着。
どうやら視点としては間違っていなかったようなので、
今年も上位人気による決着をベースとして考えていっていいはず。続きを読む

ディープインパクト年内引退が決定。
きょうはもうあちこちこの話題であふれてるでしょうけど、
触れないわけにはいかないでしょう。

□ディープが年内で引退−最高額51億円で種牡馬に

凱旋門賞再挑戦の可能性を否定した先日のオーナーのコメントや、
天皇賞への電撃参戦を示唆する東京競馬場での着地検疫など、
「残された時間の少なさ」を感じさせるファクターはここ数日で揃っていた。続きを読む

◇東京11R 毎日王冠
1着・・ダイワメジャー――――58安藤勝己
2着○ダンスインザムード――56北村宏司
3着・・ローエングリン――――57田中勝春
・・・・・・
4着・・マルカシェンク――――55柴田善臣
5着☆カンパニー――――――58福永祐一
6着▲テレグノシス―――――58大野拓弥
8着・・オースミグラスワン――57四位洋文
12着・・ハットトリック――――59岩田康誠
13着◎アサクサデンエン―――58藤田伸二
16着△ロジック―――――――57武豊

≪回顧≫
ダイワメジャーが苦手の東京で初勝利。
最近GI馬の責任がどうこう・・という話をしてきたが、
昨年のマイルCSハナ差2着以来、
一度も不細工な競馬をしていないことは評価すべきだろう。
安田記念だって完敗とはいえ4着。
ダンスインザムードに先着したことを考えれば、
一概に東京だからといって評価を下げるのは間違いだったのかもしれない。

陣営のコメントを聞いていて同意させられたのは、「外枠が向いた」ということ。
確かに530キロに迫ろうかという巨漢である。
馬群で窮屈な走りをさせられなかったのが能力発揮につながったようだ。
長く苦しめられてきたノド鳴りの影響も感じさせない安定感。
苦手コースを克服した勢いで、天皇賞参戦も発表された。
「GIを勝つべき馬」として大舞台に向かう。続きを読む

残り200m、立ちはだかる1Fの壁をぶち破った。
昨年のJBCスプリント(1400m)のタイトルホルダー・ブルーコンコルドが、
マイルCS南部杯を制し2つ目のGIを獲得した。
現役最強ダート馬カネヒキリが故障のため戦線を離脱。
勝機は増したものの、これまでのマイル戦の結果を見る限り強気にはなれなかった。
2月のフェブラリーSでは最後の脚色が鈍り4着。
統一GIかしわ記念ではアジュディミツオーに振り切られての2着。
1400mのJBC圧勝が鮮やか過ぎただけに、
距離延長への不安は余計に増していた。

ゴール前は手に汗握る激戦だった。
人気のシーキングザダイヤが伸びあぐねる中、
先に抜け出した横山典弘ヒシアトラスに大外からジンクライシスが襲い掛かり、
ブルーコンコルドはその間で一瞬、行き場を失ってしまう。
しかし、わずかな間を縫ってスパートに入ると、
あっと言う間に前を捕らえてクビ差の勝利。

マイル戦のGIを制したことで、
押しも押されぬダート短距離路線の主役に躍り出るとともに、
JBCマイルへ向けても大きな手応えをつかんだことに。
「スプリント→マイル」の変則連覇達成の可能性が高まった。

競馬ダイジェスト10月8日
■女王健在!スイープトウショウ復帰戦を鮮やか勝利で飾る−京都大賞典
さすがでございますスイープトウショウ様。これぞ現役最強牝馬の底力。
詳細は後日のレース回顧で書こうと思うんですが、
やはり前哨戦をGI馬がしっかり勝つと本番が楽しみになってくる。
今回は直線だけの競馬だったし、久々を勝った反動の心配も小さい。
ディープインパクト、ハーツクライ不在の天皇賞。堂々と主役と務める。

■もう東京はダメじゃない!ダイワメジャー勝って盾へ−毎日王冠
コース成績【0.0.0.5】。昨年の毎日王冠も1番人気5着。
「東京のダイワメジャー不要説」は予想をするにあたってももはや定着していた。
そんな相性の悪さを吹き飛ばす勝利。これもGI馬の意地、である。
当初は東京を避けるためかマイルCS直行も予定されていたが、
予定を変更し天皇賞へ向かうとか。当然、色気は出てきますよね。続きを読む

◆京都11R 京都大賞典
◎アイポッパー
○ローゼンクロイツ
▲ファストタテヤマ
☆スイープトウショウ
△インティライミ
△ストラタジェム

良馬場の京都芝2400m。
ついにアイポッパーがベスト条件の戦場にたどり着いた。
この春は天皇賞を除くすべてのレースで「やや重」発表の馬場。
阪神大賞典や宝塚記念は、その発表以上に悪い馬場でのレースを強いられた。
条件さえ整えば非凡な力を発揮する。
そのことは、豪州遠征での2着をはじめとする過去の実績が証明済みだ。

瞬発力比べならローゼンクロイツが頑張りそう。
これまで掲示板を外した3回はすべてGI。
総合的な能力を問われると一線級には劣ってしまうようだが、
さほど厳しい流れにならない前哨戦なら崩れない。
今回もスローペースが濃厚。ならば存在感を示せそうだ。

ファストタテヤマの札幌記念6着は見どころ十分。
小回りコースの多頭数でスローペース。
外を回っての0.4秒差なら合格点だろう。得意の京都長丁場で一発を狙う。

現役最強牝馬スイープトウショウがここで復帰。
ポン駆けしないイメージはすでに定着しているが、
気性面ではだいぶ進境があったらしく、
ゲートを五分に出ればいきなり底力を見せる場面も。
同じく故障明けのインティライミは天皇賞へ向け負けられない一戦。
しかし主戦・佐藤哲三が乗れないのは痛い。
前売段階では単勝1番人気だが、信頼性は低いと見るべき。
春の天皇賞3着馬ストラタジェムは休み明けにあまりいい印象がない。続きを読む

競馬ダイジェスト10月7日
■弾けたスズカフェニックスいよいよOP入り!−大原S
自慢の瞬発力を発揮するのに、京都の外回りコースは絶好の舞台だった。
単勝1.8倍の圧倒的支持に応え、スズカフェニックスが快勝。
ここ2走は小回りコースで末脚を活かしきれていなかったが、
折り合いの心配が軽減される1800mということもあって今回は中団から。
余裕を持った手応えで直線に入ると、
追撃するブライトトゥモローらをあっという間に置き去りにしてしまった。

勝ち馬と人気を分け合ったフォルテベリーニは5着。
追われてからの反応がもうひとつで、加速するのに時間がかかってしまった印象。

■明暗分けた「菊最終便」−鳴滝特別はアエローザ快勝
ダービーに出られなかったアエローザと、
セントライト記念で不利を受けたテンシノゴールド。
菊花賞に出るには勝つことが絶対条件。
最後の一冠を目指す2頭が人気を分け合ったが、
結果は明暗がくっきりと分かれる事になった。
巧みにインを突いたアエローザが差し切り勝ち。
一方、テンシノゴールドは直線で前が詰まり8着と大敗を喫した。

ポイントになったのは3角からのコース取り。
ともに1着が必須条件だけに、欲しかったのは内ラチ沿い。
武豊はずっとそこを狙っていたが、
岩田康誠が絶対に譲るまいと「Vロード」を死守。
やむを得ず外に持ち出した武豊だったが、
そこから挟まれて行き場を失うこととなった。

びっしりと生え揃った緑の芝が、
陽の光に照らされて美しく輝きを放つ。
奥深い第3コーナーの坂を下り、
横一杯に広がった馬群が直線での真っ向勝負を繰り広げる――
もしかしたら、日本の競馬で最も綺麗なロケーションかもしれない。
秋の京都競馬、開幕。続きを読む

JRAのホームページがリニューアルされた。
出走馬が確定する木曜、その真価が問われると見ていたが、
これは手放しに誉めてもいいほど使い勝手がよくなった。
これまでは出走確定馬一覧のページで名前しか載っておらず、
いちいちnetkeibaで検索しないと血統やら厩舎やらがわからなかった。
それが一目瞭然になり、近4走成績もわかるようになった。
また、その出馬表から各騎手データにもリンクするようになり、
1週間の騎乗予定馬も簡単に把握できるように。
そのうち予想の印とかも打たれ始めたりして(笑続きを読む

「史上最強のG2」から時が流れること8年。
その間にも日本競馬は大きく姿を変え、
秋競馬の滑り出しに天皇賞を選ぶ陣営が多くなった。
それは昨年の今ごろも何度か書いてきたこと。
GIには然るべきステップを踏んで出てきてもらいたいものである。

休み明けとはいえG2で簡単に負けてしまうGI馬。
G2を勝った馬は意気揚々と臨んだGIで大敗してしまう。
本番に直結しなくなってしまった、由緒正しき前哨戦。
98年の毎日王冠が「史上最強のG2」たらしめたのは、
ただメンバーが豪華だったから、だけではない。
サイレンススズカが次元の違う強さを見せ、
その後塵を拝したエルコンドルパサーとグラスワンダーが、
後のGIで結果を残したからである。

■ステップレースの意義
■ステップレースの意義・続編
続きを読む

「史上最強のG2」といえば今でも、
98年の毎日王冠を思い出す人がたくさんいるだろう。
時の最速馬サイレンススズカに、
無敗の3歳2騎エルコンドルパサーグラスワンダーが挑む・・
前哨戦としては贅沢すぎるマッチメイクが実現したのであった。
まさか当時はこの一戦が、
3頭による最初で最後の顔合わせになるとは思わなかったが・・

結果はサイレンススズカが後続に影をも踏ませぬ完勝。
その後の天皇賞でその生涯に幕を閉じることとなったが、
2着のエルコンドルパサーがジャパンCを、
そして5着のグラスワンダーが有馬記念を制した。続きを読む

◇中山11R スプリンターズS
1着テイクオーバーターゲット――57J.フォード
2着メイショウボーラー――57福永祐一
3着タガノバスティーユ――55勝浦正樹
・・・・・・
4着サイレントウィットネス――57F.コーツィー
5着ベンバウン――――――57D.オドノヒュー
6着チアフルスマイル―――55岩田康誠
7着レザーク―――――――57E.サンマルタン
8着シーイズトウショウ――55池添謙一
9着オレハマッテルゼ―――57柴田善臣

≪回顧≫
それにしても日本のスプリント界は危機感いっぱいである。
掲示板に3頭外国馬を載せてしまう体たらく。
割って入ったのはほとんど何も期待されていなかった、
10番人気のメイショウボーラーとシンガリ人気のタガノバスティーユ
実績と勢いを買われ、「外国馬迎撃筆頭」に期待されたシーイズトウショウは、
いい手応えで直線に向いてきたものの失速。
高松宮記念の覇者オレハマッテルゼも、
同じようなレースぶりで威厳を示すことはできなかった。
中団から流れ込むだけといったレース内容は、
ハイペースになった時の脆さを露呈したようにも見えた。続きを読む

◇中山12R 利根川特別
1着◎シルククルセイダー――54秋山真一郎
2着△ナムラカイソク――――57渡辺薫彦
3着・・イブキサブデュー―――57池添謙一
・・・・・・
4着△ワールドサンボーイ――57中舘英二
7着☆グランドハリケーン――57吉永護
9着○アサクササイレン―――57横山典弘
12着▲ヒシバトル――――――57福永祐一

≪回顧≫
今開催の中山ダートは軒並み時計がかかっていたようで、
このレースも例に漏れず。
レースの上がり3Fが39.2秒、
中団から差し切った勝ち馬の上がり3Fでさえ38.6秒かかった。
入線がもうバラバラで、いかにタフな条件のレースであったかがうかがえる。

そんな消耗戦を制した◎シルククルセイダーは素質の高さを感じさせた。
いつもよりもやや後ろ寄りの位置取りで、
3角手前では一瞬、手応えが怪しくなったように見えたが、
エンジンがかかってからはスイスイと前との差を詰め、
終わってみれば3馬身半差の圧勝。
これなら昇級しても十分に楽しみを持てそうだ。
2着△ナムラカイソクは距離、コースとも問題なし。
どうやら1400mで善戦していた頃のイメージは捨てたほうがよさそうだ。
イブキサブデューは昨年、現級勝ちを収めた中山で久々の好走。
発馬直後は行き脚がつかなかったが、
それでもどうにかハナを取り切ったのが直線の粘りにつながった。

△ワールドサンボーイは休み明けながらも渋太く差して4着。
京都に戻って本来の先行策を取れればもっと期待できそうだ。
まったくいいところなく終わった○アサクササイレン
この上がりのかかる展開を、気分よく追走しすぎたか。

結局、4頭出走した関西馬がそのまま上位を独占。
【投資:2600円 回収:0円】続きを読む

「ディープインパクトでも無理なのか」
率直な感想はこれしかない。
予想外の先行策、勝ち馬の徹底したマーク、負担重量の差、
慣れないロンシャンの重い芝、そして6月以来の休み明け・・
敗因と「なりうるもの」−決して明確な敗因ではない−がこれだけある中で、
突きつけられたのは3着という結果。
思い起こせば、これだけ未知の要素がありながらも、
我々はディープインパクトの勝利を信じ、大きな期待を寄せていたわけである。
無茶は承知の上。
それでもディープなら・・
残念ながら願望が願望を超えることはできなかった。続きを読む

競馬ダイジェスト10月1日
■豪州の快速馬テイクオーバーターゲットが圧勝! スプリンターズS
ホームの日本勢も、香港の最強スプリンターも歯が立たなかった。
セントウルS2着から満を持して臨んだテイクオーバーターゲットが、
単勝1番人気に応えて優勝。
やや押し出され気味にハナに立ち、
さらに外からサイレントウィットネスとステキシンスケクンにマークされる展開は、
決して楽ではなかった。前半3Fのラップも32.8秒と速い。
それでも直線入り口で後続との差を引き離し、
他を寄せ付けず2着メイショウボーラーに2馬身半差をつけた。

よく言っていることかもしれないが、
1200m戦での2馬身半差(きょうは0.4秒差)はとてつもなく大きい。
ましてや、スタートからレースの主導権を握っての勝利。
後続にはどうすることもできなかったわけである。
わずか11万円で買われたオーストラリアの「雑草魂」が、
世界中にその名を轟かせようとしている。次のターゲットは、香港。続きを読む

せっかくこの秋から「重賞は全部買う」のルールを撤廃したのだから、
心を鬼にしてGIにも適用させようと思う。
すべては、手探りで買う馬券を撲滅させるため。

手探りといえば、これほど不確定要素に満ちた顔触れもなかなかない。
まずは上位人気に外国馬がひしめき合っている現状。
セントウルS2着のテイクオーバーターゲットは、
坂への適性への疑問がまことしやかに囁かれている。
前年の勝ち馬サイレントウィットネスは、
陣営が復活宣言しているものの連勝中の勢いは完全に失速。
レザークは初来日だけに馬場や展開に対応できるか・・
もしかしたらベンバウンが一番、気楽に買えるのかも。
上位人気勢とも差のない競馬をしているし、盲点となるならここか。続きを読む

明日は中山の特別戦2クラで勝負。

◆中山12R 利根川特別
◎シルククルセイダー
○アサクササイレン
▲ヒシバトル
☆グランドハリケーン
△ナムラカイソク

今後のダート戦線で期待が持てそうな3歳馬シルククルセイダー
前走は同じく3歳のテイエムザエックスとの叩き合いで敗れたが、
時計もなかなか優秀で1000万下はすぐにでも勝てそうな手応えを得た。
今回が叩き3走目、さらなる上積みも見込める。
アサクササイレンは休み明けを2着して得意の中山。
大型馬だけに使われての上昇度も大きいはず。

昇級戦になるヒシバトルは圧勝の勢いに注意。
グランドハリケーンは単騎逃げで時計がかかれば。
北海道で揉まれてきたナムラカイソクにとっては、
坂のある1800mを我慢できるかがカギに。続きを読む

↑このページのトップヘ