「人生、無事是名馬」|雑談系競馬ブログ

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

2歳時にはホープフルSで2着に入るなど、将来を期待されながら長いトンネルに迷い込んでしまったアドマイヤジャスタ。しかし、日本ダービーでは大幅に馬体を減らしての出走でシンガリ負けを喫すると、それが尾を引いたのか秋以降も大敗続き。どうも最近の須貝尚介厩舎はコンディション管理に問題があるように感じることが多いのだが、この馬の場合は特にその印象が強かった。
完全に「終わった」扱いされてもおかしくない状態。前走の鳴尾記念も6着とはいえ、勝ち馬からは1秒も離されての大敗だった。ところがこの函館記念で突然の復活。そりゃ単勝15番人気もやむなしですわ。
しかも内容も圧巻。速いペースを中団で待機し、4角手前から外を回って一気にスパート。早々に先頭に立つと、追い込んできたドゥオーモに1馬身半さをつける完勝だった。
決して馬場や展開に恵まれての勝利というわけではない。かつては世代のトップを争ったポテンシャルの持ち主だけに、素直に復調なったと捉えるべきでは。次は王道ローテなら札幌記念に向かいそうだが、仮にそうなったとしても侮れない。

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二冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、3歳世代で旋風を巻き起こした「ビッグレッド軍団」の勢いは2歳世代も止まらない。開幕週でウインアグライアがブエナベントゥーラを破ったのを皮切りに続々と勝ち上がり。そして世代最初の重賞もマツリダゴッホ産駒のリンゴアメが制した。祭り恋しき夏にリンゴアメ躍動。
めちゃくちゃ結果論だが、新馬戦を逃げずに勝った馬が強い函館2歳Sのセオリー通り。しかし1000mでの勝ち上がりだったし、420kg程度の牝馬ゆえどうしても強くは推せなかった。ましてリンゴアメだし..

母マイネデセールの名前は覚えているが、成績を調べてみると2004年夏の函館でデビュー。キャリア6戦目でカンナSを勝つなど、当時のマイネル軍団の生き様を象徴するような活躍ぶりだった。なお以降は(ry

こうして繁殖牝馬としても早仕上がりの特徴をしっかりと引き継げているのは好材料だろう。

正直リンゴアメもこの先どこで出番があるかと言われると厳しい見方になってしまう。阪神ジュベナイルFの頃にはもう記念出走枠になってそうだが、それを覆すとすればビッグレッド軍の育成力。果たしてどんな未来を描くか。

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京都は土日ともに雨が降らなかった。こんな週末はいつ以来。とはいえドカンと外出予定もなく、おとなしくしてましたが。ただ暑さに誘われて日曜はプール引っ張り出してきて娘と遊びましたよ。朝に淹れといたアイスコーヒーとパルム食べながら涼む37歳の夏。

そうこうしながらシャワー浴びて競馬の結果チェックしたら函館記念も中京記念も大荒れですわ。長く低迷していたアドマイヤジャスタの復活と、OPでの実績が全くなかったシンガリ人気のメイケイダイハード。無理。

注目の新馬レッドジェネシスも負けたし、2Rグルーヴビートも思わぬ大敗と波乱続出の一日だった。

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アヌラーダプラのHTB杯勝利や、セレクトセールで1歳馬が1億円オーバーで落札されるなど、何かと話題になることが多いポロンナルワの仔。それを機に改めて血統などを見直すと、「そういえばこの馬どこ行ったんや」と忘れかけていたのがガルヴィハーラである。
新馬→プラタナス賞を連勝と、エピカリス・ルヴァンスレーヴと同じ萩原清厩舎のダート黄金ルートを歩みながらも、全日本2歳優駿ではノーヴァレンダに敗れ3着。以後、骨折などで1年半もの戦線離脱を余儀なくされることになった。長いブランクを経て、ようやく日曜阪神の神鍋特別で復帰。ポテンシャル的には条件クラスでウロウロするようなレベルではないと思うが、いかんせん休養が長かったことと、本来の力を発揮できるかが心配。

まともならダート重賞の常連になれたであろう逸材である。再発を防ぎながら、どうにか上を目指してもらいたい。

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ブログ革命のおかげもあって、かつてない勢いで2歳戦はしっかり見てきている。それだけに未勝利戦に出てくるメンバーもだいたい顔とキャラが一致する状態。「この馬は次はもう順番やな」とか「距離が長くなるのはどうよ」みたいな見立てもつくように。先日のホウオウアマゾンが勝ったレースなんかはまさにそんな感じだった。

明日はグルーヴビートが中心になりそうだ。新馬戦はステラヴェローチェにこそ及ばなかったものの、後続には4馬身差をつけての2着。ソツなく好位を取れるセンスを見せる一戦だった。距離短縮を苦にするタイプでもなさそうで、ここは順当に人気に応えてくれそうだ。

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変則日程の影響で、例年より長く続いた阪神開催も最終週。馬場が傷みやすい時期でもあり、さすがに外が伸びる馬場になってきているようだ。ハンデ戦G3の中京記念も一筋縄ではいかないだろうが、単調な前残りにはならないのでは。

まず斤量面で有利に映るのがギルテッドミラーの51kg。NHKマイルCでも3着と善戦した3歳世代トップクラスのマイラーがこの軽量で走れるのは魅力だが、実質は4キロ増の55kgであることを思えばまあこんなもんか。まだ重賞も勝ってないし。この数字だけを見て飛びつくのは危険。
同じ3歳ならプリンスリターンの52kgの方がさらに1キロ軽い計算になる。原田和真とのコンビはいつだって応援したいが、今回は前に行ける優位性が行きなさそうなのがつらいところ。たとえここは敗れても見限らないよう注意したい。

古馬勢でいうと、まずヴィクトリアマイルであわや3着に粘り込もうかという見せ場を作ったトロワゼトワル。安定感でいえばソーグリッタリング。彦根Sで単勝万馬券の波乱を巻き起こしたラセットも米子Sで好走しており侮れない。

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毎年のことながら大混戦の函館記念。こういうレースを得意にしている馬券師たち本当に尊敬する。人気通りまともに買っても当たるはずがなく、かといって伏兵を見つける手がかりもなく..一度も馬券を当てた記憶はないし、これからも当たることはたぶんないだろう。

それでもレイエンダは違うよね、ってのはわかる。このお坊ちゃん気質が函館2000mのハンデ戦でやる気を出すとは思えないし、函館で勝ち切れないレースばかりのルメールが気の利いた騎乗ができるイメージもない。
同じく良血キャロットのカウディーリョはどうだろう。割と小回りに好成績を残しているタイプだが、すんなり自分の形に持ち込みたいタイプだけに、多頭数の激戦をどう乗り越えるか。

それならば逃げで活路を開きつつあるトーラスジェミニや、長期休養明けをひと叩きしたベストアプローチなどにチャンスが訪れそうな予感がする。

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凱旋門賞の舞台まで踏んだ馬が、夏場のダートOP特別で奮闘する姿を見ていると尊敬の念を抱いてしまう。ジュライSに出走するクリンチャー。今から思えば国内のG1タイトルにも手が届かない身分でのフランス遠征は無謀だったが、それでも京都記念を勝ち、菊花賞2着・天皇賞3着と国内トップクラスで活躍していたのは事実。だが帰国後は芝路線で結果が出ず、思い切ってダートに転向したらどうやら適性は十分だったようだ。さすがはディープスカイの血。
コンバート後は4戦して勝ち鞍こそないものの安定した走りを見せている。前走の三宮Sもヴェンジェンスとのマッチレースは見応えがあった。そして今回は単勝1番人気が濃厚のメンバー構成。58kgを背負うことになるが、ここでダート初勝利を決めたい。

過去の栄光にすがらない姿勢は、きっと実るはずだ。


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朝イチから重要なレースである。函館1Rには藤沢和雄厩舎のドゥラメンテ産駒オブデュモンドが出走する。この馬のデビュー戦は6月14日の東京競馬場、不良馬場で行われた一戦。ゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが勝ち、1番人気のレガトゥスが6着に敗れたあの忌まわしきレースである。オブデュモンドも単勝3番人気の支持を得ていたが、全く思うように動けず11着と大敗。巻き返しを期して北の大地へと赴くことになった。

何が重要かというと、オブデュモンドの結果次第であの東京の馬場が、競走能力をどの程度ちゃんと反映させる状態だったかがわかるからだ。もし今回も大敗を喫するようなら単純に力不足なのだが、ここでガラリと一変するようなら、勝ち負けできる馬のポテンシャルを削ぐほどの悪条件だったという見通しが立つ。

レガトゥスやディアマンテールが何もできずに沈んでいくのを黙って見ているしかなかった身としては、ぜひともオブデュモンドには頑張ってもらって「言い訳できる馬場」だったことを証明してもらいたい。

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函館開催を締めくくる2歳重賞・函館2歳Sはモンファボリが人気を集めることになりそうだ。デビュー戦は5馬身差の圧勝でレコードのおまけつき。フランケル産駒の持ち込み馬という血統に相応しいパフォーマンスを見せた。先日のセレクトセール感想エントリでも書いたが、半弟が4億円で落札されたアシストにもなったんじゃないだろうか。

ただ、これまたレース後に書いたことのくり返しになるが、直線は頭を上げながらフラフラ走るなど気性面の若さも随所に見せていたのが気がかり。今回は同じように逃げで新馬戦を勝ち上がってきた馬も多数出走しており、うまく歯車が噛み合わないようだと脆さを見せるかも。仮にハナを奪えたとしてもペースが速くなりすぎるようだと後方に有利な流れになるし、いわばこの馬の速さは諸刃の剣。

全幅の信頼を寄せるのはちょっと危ないのではないだろうか。

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今週の新馬戦は注目馬メジロ押し!という感じではないが、その中で日曜函館の芝1800mに出走するゾディアックサインを取り上げたい。ポイントはモーリスとエアグルーヴ牝系との配合。すでに同パターンでレガトゥスやカランドゥーラがつまづいているだけに「三度目の正直」となるだろうか。

それにしても毎度のことながらエアグルーヴの血の広まりはすごいな。イントゥザグルーヴ→レネットグルーヴなんて一族の中ではだいぶ傍流にあたると思うのだが、こうして2歳の間から評判になるような馬が出てくるとは。走ってから言え、って感じですけど。

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先週の坂井瑠星は良くも悪くも話題には事欠かなかった。カイザーノヴァで新馬戦を勝ったはいいものの、4角で外の馬を弾き飛ばす進路妨害を取られて来週からは2週間の騎乗停止。ただ、これで(´・ω・`)ショボーンで終わらなかったのは良かった。日曜も2Rをエスペルトで6馬身差圧勝、4Rをエアリーフローラで逃げ切りと合計3勝の固め打ちに成功。どちらも未勝利戦ではあったが、この時期の3歳馬に1勝をもたらす価値は大きい。エアリーフローラは早期デビューから惜敗を続けていて、休みを挟んで叩き2走目で見事な変わり身だった。

函館最終週は少しでもいいイメージを残して「夏休み」に入ってもらいたい。

今週の目玉はもちろんカイザーノヴァの函館2歳S。「勝てば連闘」も視野に入っていたことだろうし、この参戦は驚くことではない。あの突き抜けた末脚は際立っていたし、展開的にもチャンスは十分。今季はまだJRAの重賞はまだ勝てていないので、このあたりでぜひ。

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チグハグな内容で新馬戦を落としてしまったアークライト。続戦か、それとも秋に仕切り直しか動向が注目されていたが、札幌で初勝利を目指すことになった。25日の芝1800m戦。今後への期待が膨らむレースが見たい。

ポイントは、一度使われての上積みがどれだけあるか。前走は敗れたアランデルには劣らない能力こそ感じられたものの、世代のトップクラスを争うレベルかと言われると疑問が残った。それだけに、今回は結果は当然のこと、器の大きさを再認識できるような内容も求めたい。変に目標にされることなく、自分のペースで動けるような形が取れればなおよし。タメてどれだけ伸びるか。

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先週ヨーホーレイクが無事に新馬勝ちを収めた友道康夫厩舎。内容には物足りなさを感じたものの、取りこぼさないあたりはさすが名門の期待馬である。どうやら次は野路菊Sを視野に入れているらしいが、距離の設定が未定で1600mに組まれるようなら芙蓉Sも..みたいな話も。

それはさておきレッドジェネシスである。同じ友道厩舎のディープインパクト産駒で、早くから今週の芝2000mに照準を合わせて調整が進められてきた。鞍上に福永祐一が指名されるのも自然な流れ。ここまで派手な時計をバンバン出しているわけではないが、ヒュッゲを追走併入するなどさすがと思わせる動きは見せている。

どうやらゲートが苦手らしく、恐らく最初はのっそりとしたスタートになるだろうが、わかっているなら慌てることはない。

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2歳女王ラッキーライラックの弟で、父がダイワメジャーに替わったグランメテオール。となれば早期デビューから朝日杯・NHKマイルCというルートを期待してしまうのは当然の流れだと思う。4月にゲート試験は早々に済ませ、7月の新潟で下ろすというのも青写真通り。あとはどれだけ追い切りで動けるかというところなのだが..

ちょっと厳しそうである。

25日新潟でのデビューを目指して調整中だが、2週前が坂路で4F54.9-1F13.7(不良・一杯)。前進が期待された昨日の一週前でもCWで4F53.9-1F13.1を要するなど、いくら時計がかかるコンディションとはいえ物足りない数字が並んだ。

松永幹夫調教師も「全体的にまだ幼い。徐々に良くなってほしい」とのコメントを残しているように、いきなり結果を求めるのは難しそうな雰囲気が伝わってくる。姉ラッキーライラック同様、この馬を担当している丸内永舟助手のTwitterを見ていても、まだ色々と教えていっている段階のようだ。かといって、新馬戦でズッコケた馬がPOG期間内に盛り返す例など極めてレアケースであり、それなりの発進は見せてほしいのが本音。

態勢が整わないのであれば延期も視野に入れてもらいたいのだが..

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昨日に行われた交流重賞スパーキングレディーCはファッショニスタが制し、同一レース連覇を達成。TCK女王杯(2着)に続く交流重賞参戦となったメモリーコウは4着に終わった。小回りのマイル戦だとなかなか思うように先行できませんな。前の止まらない展開で、どうにか外から追い上げたが届かず。とはいえ、距離や馬場次第ではどうにかなってもおかしくないレベルの差なので、どこかでハマらないかと期待しているのだが..

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1日目(1歳馬セクション)のつづき。



セレクトセール2020の2日目は当歳馬セクション。ここからいよいよディープインパクト・キングカメハメハの両横綱の産駒がほぼ不在の世代となる。生産者も馬主も、どの血統が次の時代のリーダーとなるのか予測もつかない中、それでも高額取引馬が続々と出現した。

この仔たちのデビューは2年後。それまでしっかりと覚えておきたい注目馬たちをまとめて紹介していく。

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きさらぎ賞6着以来、戦線を離れていたサトノゴールドが日曜函館の横津岳特別で復帰。実績のあるコース、G3札幌2歳Sのポテンシャルが評価されたか単勝1番人気に支持されたが、見せ場も作れず10着と大敗を喫した。

うーむ、これにはガッカリ。

確かにめんどくさいペースにハメられた感はある。逃げ切ったシンボが前半かなりスローに落とし、2周目バックストレッチからトロピカルストームがマクリを打って一気にペースアップ。残り1000m地点から11秒台が続くラップになると、なかなか後ろから差すのは難しい。札幌2歳Sのようなロングスパートをくり出せればよかったが、後方のまま伸びる気配も見られずに終わった。

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3歳の未勝利馬にとっては厳しい季節がやってきた。この時点で大敗が続いている馬の勝ち上がりは望み薄、「あと一歩」のところまで来ている馬も巡り合わせ次第ではタイムアップを迎えてしまうかもしれない。もちろん、地方転出からの出戻りというルートもあるとはいえ、能力の底が見えてしまった馬は「未勝利戦終了」が見切りをつけるタイミングとなってしまう。

そんな中、ようやくタンジェリンムーンが初勝利を挙げた。

タメると届かず、番手だと甘くなるというじれったい競馬を続けてきたが、今回で3回目の騎乗となった川田将雅が意を決したようにハナを奪うと、そのままレースの主導権を掌握。最大の相手と見られたヴィオリーナが4角で並びかけてきたが、余裕ある足取りで再び突き離すと、最後は2着のヤマカツパトリシアに5馬身差をつけての圧勝。これまでもどかしいレースがひたすら続いていたが、今回は安心して見守ることができた。

連戦に加え蒸し暑い時期に差し掛かってきたこともあるだろう、今回は馬体を維持するために1週前にはあえて追い切りをかけない苦難の調整で臨んだ一戦だった。それだけに、もしここを落としているようなことがあればいよいよ崖っぷちに追い込まれていたはず。ギリギリのところでつながった競走馬生活、将来に向けてまずはしっかりと英気を養ってほしい。芝の1勝クラスはどうせほとんどローカルでしか組まれないので、暮れの中京開催くらいで戻ってきてくれればいいのでは。

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セレクトセールといえば日本競馬の夏を彩る一大イベント。しかし、毎年その話題は気にかけてはいるものの、リアタイでその様子を追いかけたことは今までなかったなと思い、今年はYouTubeの中継を仕事のBGM代わりに流していた。

これがなかなかいい。

「にせんよんひゃくまーん、にせんよんひゃくまーん」といったおなじみの掛け声から、「ディープインパクトの肌にモーリス、令和のスタンダード配合でございます」などの宣伝文句など、オークショニアのリズムのいい進行が実に聞き心地がいい。で、ぼやーっと聞いてると時に超高額取り引きの馬が出てきてついつい画面も食い入るように見てしまうという。

高値がついた馬はニュースにもなって一時的に話題にはなるんだけど、その馬がデビューする頃にはすっかり忘れているというのが例年のパターンでもあった。それはあまりにもったいないだろうということで、今年は覚えておきたい幼駒のことを自分なりにまとめておこうという試み。

それでは初日に行われた1歳セクションから。

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土曜は阪神で勝ち上がったダノンシュネラと同じく、ドゥラメンテ産駒のドゥラモンドがデビュー勝ちを収めた。仕上がり具合など、やや半信半疑な部分もあったが、終わってみれば素質が違ったといった印象。血統的にも時計のかかる馬場も問題なかった。

好スタートを決めて2番手からの競馬。余裕ある手応えのまま先頭に並びかけ抜け出す、危なげない内容だった。これまでのドゥラメンテ産駒の課題として見かけられた気性の悪さも見られず、今後もオーソドックスな競馬でコンスタントに力を発揮していくタイプになるのでは。

まだまだ仕上がり具合は余裕残しだと思われるので、一度使われた上積みも大きそう。

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かつては1つ勝ち鞍を挙げただけで大騒ぎになった白毛馬も、ゴッドマザー・シラユキヒメのおかげでその活躍ぶりも珍しい存在ではなくなった。交流重賞を勝ったユキチャンを皮切りに、ブチコやシロニイも中央準OPでコンスタントに走り、そして昨年のレパードSではハヤヤッコが中央重賞タイトルをもたらした。「白くて強い」のが、シラユキヒメ一族なのである。

日曜函館5Rでデビュー戦を飾ったソダシも、新たにファミリーの系譜に名を連ねることになった。内容も文句なし。好スタートから引っ張りきれない手応えで2番手を追走すると、早めに先頭に立ちあっさりと後続を突き離した。小回りのコーナリングが上手いのが目についたし、上がり3Fも12.0 - 11.7 - 11.6と加速ラップを刻んでいるのも好印象。

ちなみに白毛馬がJRAの芝の新馬戦を勝ったのはこれが初めてだという。

母ブチコ×父クロフネという血統からも、どうしてもダートでの活躍を想像してしまうが、この走りを見る限りは芝でも十分やれそう。さすがに春秋の東京・京都の高速決着だと厳しいかもしれないが、条件を選べば「白毛馬初の芝重賞制覇」だって見えてくるかもしれない。


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初勝利が遠かったモーリス産駒が、とうとうその呪縛を解いた。意外といっては失礼かもしれないが、大仕事をやってのけたのは土曜函館5Rに出走したカイザーノヴァ。先々週のラジオNIKKEI賞で1番人気に支持されたパラスアテナの半弟だが、今回は単勝6番人気と伏兵の域に甘んじていた。

しかしその末脚は強烈だった。

序盤はじっくり後方から構え、手応え十分のまま4角を回ると、トップスピードに乗ってからはまるで他が止まって見えるほど脚色が際立っていた。単勝1番人気のクインズムーンすら、並ぶ間もなく差し切るほど。レース後すぐに連闘での函館2歳S参戦が表明されたが、十分に好勝負に持ち込めそうな可能性を感じる勝利だった。

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新馬戦で期待馬が敗れてしまうと、「まだまだこれだけでネガるのは早い」と自分に言い聞かせながらも、内心まあまあオワタと諦めてしまいがち。しかし、モントライゼの2戦目は安堵と期待にあふれるものだった。関係者の皆さんよかったですね。

デビュー戦で九州産馬ヨカヨカに屈した新馬戦は、正直まあまあ誤算だったのではないだろうか。ローテはともかく、ポテンシャルの面で「え、こんなもん?」という不安がよぎったことだろう。

それを払拭する、見事な大差勝ちだった。

好スタートから瞬く間にハナを奪い切ると、そのまま後続を引き離しての逃げ。4角でもう勝負の行方は決したように映ったが、そこからさらに差を広げての圧勝。鞍上はほとんど追わないままの入線だったが、それでも2着馬に1.7秒もの差をつけてしまった。

着差そのものは相手関係の影響もあるだろうし額面通りに誉めちぎるわけにはいかないが、しっかり持ち時計も0.6秒更新したし、実戦を一度使われての上積みは十分に感じるレースだった。出資者ならびにPOG指名者にとっては安堵と今後の期待が膨らむ勝利になったのでは。

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前評判の高い牝馬が揃った土曜阪神5Rの新馬戦を制したのは、単勝1番人気に支持されたダノンシュネラ。追い切りも意欲的にしっかりやられていたし、順当な結果ではあるが、それにしても器の大きさを感じさせる勝利だった。
出遅れ気味のスタートから序盤は戸惑い気味の追走。川田将雅も手綱を軽く押し、促しながらの追走になったが、4角で大外に持ち出しスパート態勢に入ると、渋った馬場も苦にすることなく脚を伸ばして1馬身差の快勝。いい意味で牝馬らしからぬ、どっしりした雰囲気が印象強い勝利だった。

レース前にも書いていたが、マイルがベストという馬ではなさそう。もちろん桜花賞も守備範囲だが、どちらかといえばオークスが向いていそうな感じ。この世代の牝馬ではサトノレイナスが開幕週に新馬勝ちしているが、それを差し置いて現時点ではナンバーワンの強さを感じさせた。あくまで新馬戦の勝ちっぷりから判断してのものだけど。

ちなみに我がPOG戦線ではライバル陣営に持たれているだけあって、この先も脅威の存在となりそうだ。

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圧倒的人気に応え、無事にデビュー戦を白星で飾ったヨーホーレイク。友道康夫厩舎の期待馬で、しっかり乗り込まれ水準以上の走りを見せていた調教の内容からも、ここは「勝って当たり前」の心境だったのではないだろうか。

むしろ内容は地味に映ったくらいで、この程度ではトップクラスで活躍できるかはやや懐疑的。いつものクロウキャニオン仔と同レベルかなという印象が残った。

レース序盤はスローペースに付き合わされながらの走りで、やや手綱を引かれながらの追走。もうええやろとばかりに4角手前から先頭集団に並びかけ、早めに抜け出し押し切った。ゴーサインが出てから後ろを突き離すような脚が見られればインパクト十分だったが、そこまで圧倒的なパフォーマンスは見られず。レースの上がり3Fも11.8 - 11.5 - 12.5と最後は減速しているし、2着のセファーラジエルに内から迫られたように、末脚には物足りなさが残った。

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前残り決着が目立った先週とは打って変わって、荒れた芝コースを舞台に激しいマクリ合戦となった七夕賞。混戦を制したのは、昨年の福島記念の勝ち馬クレッシェンドラヴ。2週連続の重賞勝ちとなった内田博幸の好騎乗ぶりが光ったが、大外を回さず内をロスなくマクる進路取りは、あのゴールドシップの皐月賞を思い出すものだった。
近年はすっかり大舞台とは縁遠くなってしまったベテランだが、6月のエプソムCも含め最近は重賞固め打ち傾向にある。引き続き活躍が楽しみなサマーシリーズである。

ブラヴァスは正攻法の差しで2着と好走。残念ながら福永祐一の10場重賞制覇の記録達成はならなかったが、地力強化ぶりを印象づける一戦だった。この内容ならどこかでタイトルに手が届きそう。じっくり使ってきた厩舎のスタイル的にも、まだまだ余力を残してそう。
3着は福島巧者どころか「福島マニア」のヴァンケドミンゴ。狙いを定めての一戦だけに勝ちたかったことだろうが、馬券圏内を確保した恩恵を受けている人も多かろう。
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終わってみれば「格」がモノを言ったプロキオンSだった。レッドルゼル、サクセスエナジー、ラプタスとJRAでの重賞勝ち鞍を持たない上位人気馬を相手に貫禄を見せたのは、59kgを背負った歴戦の強豪サンライズノヴァ。久々の右回りに1400mと条件的にも楽ではなかったが、まるでそんなことは感じさせない完勝だった。
6歳だが老け込む様子は全くないし、秋には南部杯というドンピシャの舞台も待っているし、まだまだこれからが楽しみ。

「格」という意味ではJBCレディスクラシックの勝ち馬ヤマニンアンプリメも甘く見られたものだった。東京スプリントで大敗を喫して以来の実戦で、時計のかかる馬場の方がベターという判断も妥当だったと思う。それだけにこの力走には驚いた。この馬も交流重賞で稼げる馬だけに、コンディションを戻してきたのは陣営にとって大きい。


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正直、ダンシングプリンスのことを知ったのは4月の中山でのぶっちぎり劇を演じた後のことだった。地方からの「出戻り」でありながら単勝1.7倍の圧倒的人気に支持されたあたり、その評判は確かだったのだが..まさに終わってビックリであった。

3歳夏のデビューからの3戦(競走除外1戦を含む)は芝を使われたが、やはり本領発揮はダートだったのだろうか。父が芝のスプリント路線で長年にわたり奮闘したパドトロワ、母系はデュランダルらと同じということを考えれば最初は芝から使いますよね..

宮田敬介厩舎としても、開業早々に旗頭的存在に出会えたのは大きい。

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母は重賞戦線で活躍したダンスファンタジア、その母は桜花賞とヴィクトリアマイルを制したダンスインザムードという血統ながら、ダートで才能を開花させつつあるのがダノンファスト。さすがにデビューこそ芝を使われたが、初ダートの未勝利戦が2秒以上の大差をつける勝利。以降はダートに絞って使われている。

前走の青竜Sは2着に敗れたが、ユニコーンS2着のデュードヴァンと僅差のレースを見せた。重賞級の相手と互角に走れた能力は、古馬相手とはいえ力量上位と見ていいだろう。まして現状は長い直線より小回りコースが向いている印象。福島ダート1700mは狙いすましての参戦といえそうだ。

馬券の上でも信頼度はかなり高い。

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昨夏、ゴールドシップ産駒の初勝利を飾り、札幌2歳Sでも2着と順調なキャリアのスタートを切ったサトノゴールド。その後、ひと息入れたのは父の血を熟知した須貝尚介調教師ならではの判断だったが、きさらぎ賞で戦線復帰後に蹄を傷めてしまったのは誤算だっただろう。賞金面では皐月賞に出られたものの、春のクラシックシーズンは棒に振ることになってしまった。
注目度や話題性は高い馬だが、肩書は条件馬に過ぎず、それゆえその後の情報もなかなか入ってこなかった。だが、函館開催が始まった頃から当地に入厩していることが判明。netkeibaでは札幌の阿寒湖特別で復帰との情報が出ていたが、それよりも早いタイミングで実戦を迎えることになった。

ステイゴールドが長らく「主な勝ち鞍」として引っさげたことでも有名な阿寒湖特別だけに、爺孫制覇を狙ってもらってもおもしろかったのだが、まあそれはさておき。

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ケイアイガーベラの圧勝劇以来、10年ぶりに阪神競馬場での開催となるプロキオンS。明日はどうやら天気も崩れなさそうだが、それでもずっと降り続いた雨の影響は避けられまい。時計の速い決着になりそうだ。
スピード比べには自信を持つ顔ぶれが揃ったが、その中でも優勢なのは誰か。先行決着か、前崩れで差し馬が台頭するか。色々と考えてみたが結論は出ず。

幸さんとのコンビで応援したいラプタスはJRAの重賞は初の参戦。充実著しい4歳馬だが、まだ気性面に課題を残す現状だけに外から同型が競りかけてきた時にどう対処するかがカギ。控えても競馬はできるが..できれば外枠がほしかった。

枠の並びだけでいえばサクセスエナジーが最高。ここ2走は59kg、58kgでOP特別を連勝してきており、57kgで出られるのはありがたく感じられるのでは。ただ、重賞になるとやや足りない感があるのも確か。
レッドルゼルは行く馬を行かせて自分のポジションで競馬ができる自在性が強み。強敵相手に揉まれる経験には乏しいので、今回は重賞の洗礼を浴びるかもしれないが、先につながる競馬はしておきたい。

同じく差し馬の流れになればスマートダンディーとスマートアヴァロンの見分けがつきにくいコンビにチャンス到来。よりによって今回は同枠に入った。うむ、スマートダンディー秋山真一郎の狙いすました追い込みとか見たい。あとはサンライズノヴァもオレを忘れるなとお怒りかもしれないが、めちゃくちゃ久しぶりの右回りで1400mも今はちょっと忙しそう。まして59kgでスピード決着となると厳しいのでは。

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七夕賞の過去10年の成績を見てみたが、特にこれといって思い出が残っていない。たぶん馬券なんてずっと買ってない、グラスボンバーとかが頑張ってた時代が最後じゃなかろうか。
もはや当然のように今年もROMなわけだが、例によって難しそうな組み合わせですねえ。小回りのハンデ戦でどうにか生き残っていこうというメンバーの集まりだけに、当然ながら各自のモチベも高かろう。

とりあえず、ぶわーっと名前を挙げていく。

2戦目で京成杯3着と善戦したあと、条件戦をコツコツ勝ち上がってきたヒンドゥタイムズ。重賞で頭打ちになる素質でないことは間違いないだろうし、遠回りしてきた分ハンデも今回はお手頃。斉藤崇史厩舎も今や最も信頼の置ける厩舎の一つだし、リュヌルージュとの2頭出しが実を結ぶ可能性は十分。

ヴィルシーナの仔ブラヴァスは、どうしてもクラシックを期待される血統だけに出世に時間がかかった印象だが、割と順調にここまで来られているのでは。重賞初挑戦だった新潟大賞典も4着と無難にまとめられた。今回はJRA全10場重賞制覇がかかる福永祐一とのコンビ。鞍上に新たな勲章をもたらすか。

同条件の福島民放杯を完勝したマイネルサーパス、3着だったウインイクシードあたりも黙っちゃいない。全4勝を福島で挙げているヴァンケドミンゴもここ全力。

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阪神のダノンシュネラとフォティノースの牝馬二頭出しに続き、福島にも期待馬を送り出すドゥラメンテ。デビュー勝ちを狙うドゥラモンドは兄にサンデーウィザード、ヒーズインラブと2頭の重賞勝ち馬がいる血統だが、いずれもクラシック路線には縁がなかっただけに、失礼ながら少し地味な印象を受けてしまう。活躍次第では兄らを差し置いて繁殖牝馬シーズインクルーデッドを代表する仔になれるかもしれない。

しかし心配なことに調教の動きが今ひとつ。くどいようだがノーザンファーム天栄案件のスロースタートっぷりが今季は特に目立つが、この馬もまだまだ仕上げ切らない状態でのデビューということになるのだろうか。ただ、手塚貴久厩舎といえばフィエールマンでの外厩使いの印象が強いが、決してノーザンファーム頼りの運営ではなく、他にもビッグレッド軍とのタッグでも結果を残すなど手腕は確か。しっかり動ける状態まで持ってきているかもしれない。

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早くから評判馬が照準を合わせていた、土曜阪神5Rの牝馬限定マイル戦。池江泰寿厩舎のダノンシュネラはセレクトセールで1.6億円の高値をつけた期待馬で、追い切りでもその評価にたがわぬ動きを見せている。祖母がラヴズオンリーミーという血統からも、本領発揮は2000mくらいだろうか。どちらかといえばオークスが合いそうな予感もするが、それだけにあとはドゥラメンテ産駒特有の気難しさが出ないかだけが心配。

本来であればこの馬の独り舞台となってもおかしくないが、そこに待ったをかけようというのが同じドゥラメンテ産駒のフォティノース。重賞の常連ヴァンドギャルドの妹としても注目が集まるが、個人的にはそれ以上に杉山晴紀厩舎が社台RHの期待馬をどう鍛え上げていくかが楽しみでならない。ご存知の通り無名の存在だったデアリングタクトを二冠牝馬に導いた手腕は高く評価されて然るべきもので、特にあれだけ気性の難しさを抱えた牝馬をうまくケアしたノウハウが活きてくるのは間違いない。

この2頭はPOG検討期間中もリストに入れており、状況次第では指名も十分にありえたので楽しみに見ておきたい。残念ながら土曜も雨で馬場に影響を及ぼしそうだが、才能あふれるドゥラメンテの娘たちなら問題なくこなしてくれるのではないだろうか。

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今週の新馬戦は楽しみなレースばかりで困った。日曜福島5Rの芝2000mも将来性豊かな素材が揃い、誰が幸先よく勝利を飾るか楽しみ。
戦前の評判では「3強」だろうか。サンデーレーシングのオルフェーヴル産駒ガトーバスク、DMMのキズナ産駒グランスエーニョ、そして千代田牧場ゆかりの血を引くサトノフォーチュン。いずれも個性的なプロフィールの持ち主で、余計に関心をそそられる。

中でもサトノフォーチュンの牝系はアツい。一瞬ダートで無双したグレイトパールの弟にあたるが、血統表をどんどん遡っていくとニッポーテイオーやタレンティドガールの兄妹とも同じルーツを経由し、最終的にはビユーチフルドリーマーに辿り着くという壮大なタイムトリップが楽しめる。100年以上も前から日本競馬に根付く血とディープインパクトの配合は、どんな答えを導き出すだろうか。

ロジモーリスと同様、例によってバリバリ動かしてはこない国枝栄厩舎だけに、追い切りだけで判断は難しい。なおかつ「新馬戦は仕上げてこない」が定説になりつつあるので、初戦で勝てるかは微妙なところだが、時間をかけて大成してほしい一頭である。

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思わぬスタートダッシュ失敗となってしまったモーリス産駒。途中からは「せめてセレクトセールまでに初勝利を」が合言葉になっていた感もあるが、とうとうチャンスは今週を残すのみになってしまった。
その中で最有力視されているのが、国枝栄厩舎の牝馬ロジモーリス。牡馬と見せかけて。ルメールが「5歳馬みたい」なんてコメントするもんだから、ますます落ち着き払った雰囲気を想像してしまうじゃないか。アルゼンチン産の母メチャコルタの初仔ということで血統的にはまだヴェールに包まれているが、最近はバラダセールやライフフォーセールなどの仔も活躍中。トレンドに乗っているとも言えるのでは。
相変わらず追い切りで派手なアピールは見せてこないが、今週の最終追いではドナアトラエンテと併入するなど、古馬準OPにも見劣りしない動き。ルメールが「勝てると思う」と発言するほど手応えを感じているようで、まさに「最後の切り札」として父に朗報を届けてくれる可能性は高そうだ。


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ジャパンダートダービーを制し、晴れて「G1ジョッキー」の仲間入りを果たした坂井瑠星。「この騒ぎは三日三晩続いた..」といきたいところだが、もう週末の戦いは始まろうとしている。

その前に先週の件もちょっとだけ振り返っておこうと思うが、ラジオNIKKEI賞のルリアンは5着。レース回顧のエントリでも書いたが外にずっと張りっぱなしだったそうで、力を出しきれず。もう少し上手に立ち回れればよかったのだが。
他のレースもチャンスはなく勝ち無しに終わったばかりか、阪神に残してきたお手馬テーオーターゲットが川田将雅騎乗で勝ち上がるというグヌヌな展開。あの馬いいのよ、テーオーターゲット。祖母がダートの女傑ファストフレンドという渋い良血で、地方転出からの復帰後初戦を勝ったのは坂井瑠星だったわけだし、また乗せてもらいたいもんだ。


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これはゴメンナサイを言わなければ。まさか虎の天敵メルセデスをぶっ叩くとはな..!



日曜の広島戦で満塁弾を放つなど、ようやく結果を残しつつあったボーア。ただ、いかにも打ち頃の投手相手から結果を残しただけでは全幅の信頼を置くには程遠く、「主砲」を名乗るなら試合の行方を左右する終盤に、苦手の左投手から打つくらいじゃないとと辛口評論家目線で見ていたら..
第一打席のクソ雑魚な内容であっさり三球三振してるの見たら、とてもじゃないけど期待できへんのやけどね。本当にびっくり。あの角度で上がってあそこまで持っていくパワーもね。ミートの瞬間の乾いた打球音が気持ちよすぎる。ノー浜風とはいえ甲子園の右中間のあんなとこまで飛ばしたの見たのはペタジーニ(ヤ)以来かもしれん。

次の打席で宿敵・高木京介の前にまた三振に倒れたのはご愛嬌である。

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今年は久々に阪神競馬場で行われるプロキオンS。おかえりなさいって感じですね。ふと過去の記憶を思い起こすと、10年にケイアイガーベラがぶっちぎって圧勝したレースが今でも鮮明に覚えている。



当時は前の職場に務めていた時期で、毎日のように日付が替わるくらいまで仕事をしているのがデフォだった。夜中に家に帰って、深夜番組を見ながらビール飲んで、2時くらいに寝て8時半くらいに起きる生活サイクルは最高にストレッシブルだった。職場でも下っ端で、やれと言われたことは必ずやらなければならなかったし、スキル的にもついていくのが精一杯。このまま続けていけるのかという不安が押し寄せながら日々を過ごしていた。

そんな状況だけに、彼女(現奥さん)と会う予定のない日はワンルームマンションでボーッと競馬を見ながらガンガン馬券を買うのがストレス発散方法だった。今とは比べ物にならないくらい数多くのレースに手を出し、ほんの少しの快楽を得たいがために多くのお金を失うダメな休日の過ごし方をしていた。

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POGの検討期間中から、トレデマンドのことはずっと高く評価してきた。母コンドコマンドの初仔にあたる全兄アルジャンナも重賞で善戦を続けてきたが、瞬発力特化型で距離も1800m程度がベストという特徴を考えると、牝馬に出た方が活躍の幅は広がりそう。それに、アルジャンナはセレクトセールで落札された後に馬主が変更になるなど、背景でのゴタゴタが気になったものだが、こちらは安心のサンデーレーシングの募集馬である。
指名候補リストの中でも最優先案件の一つとしていたが、先にサトノレイナスを確保したために他陣営に譲ることに。結局2位指名で消えたように、やはり注目度は高かった。
あとはデビューがいつになるかが問題だったが、どうやら8月1日の新潟芝1800mという花形コースで出陣する予定も決まったとか。鞍上はラッキーライラックで松永幹夫厩舎と一気にお近づきになった感のあるミルコ。注目馬に相応しいお膳立てが整いつつある。

ところが思わぬ試練が訪れた。そう、よりによってwebスポルティーバに取り上げられてしまったのである。今季もここまでブエナベントゥーラ・アークライト・スワーヴエルメの新馬勝ちを阻止するなど、幾多の素質ある芽を摘んできた縁起の悪さは健在。そこに今週はまさかのトレデマンドである。



よくも「皮膚が薄い」というコメントだけでここまで引っ張ったなと思うほどの中身のなさも気になるが、ここで重要なのはこの連載に名を残してしまったこと。本当にくだらないジンクスで笑い飛ばしてしまいたくなるが、なかなかそうもいかないことは過去の歴史が物語っている。

<参考>
■ 【POG】アークライト、webスポルティーバの「厳選!2歳馬情報局」に掲載されてしまう

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先週日曜の福島7Rで落馬負傷し、JRAのリリースでは「骨盤骨折」と発表されていた団野大成。2年目の今季はここまですでに39勝を挙げるなど、順調にステップアップしていた矢先のアクシデントだけに、ああ長期離脱はもったいないなあと惜しんでいたのだが、どうやら最悪の事態は免れたようだ。
いきなり余談ながら、4月の松山弘平の落馬負傷でも骨折していたとかしていなかったとか情報が錯綜していたが、JRAさんの発表と後日の診断に食い違いが生じるケースが多いですね最近。負傷直後の情報なのでどうしても診断が変わるとかは仕方ないですけど。

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無観客の大井競馬場から、映像越しに異様な雰囲気が伝わってきた。圧倒的人気を背負ったカフェファラオが苦しんでいる。直後につけているミヤジコクオウも反応が悪い。これは前残りだ。ダイメイコリーダとダノンファラオ。あれ、手応え悪そうだったダノンファラオが頑張ってるぞ?あっ先頭に立った、これ勝っちゃうよおい。

うわー、ここで交流G1初勝利かよ坂井瑠星!!

喜びと驚きが入り交じりながらの勝利。いやいや本当にめでたいしうれしい。

決して楽なレースではなかった。毎度のことながら先行馬なのに決して出脚は速くなく、砂を被ると脆さも見せる難しいタイプ。今回は外の2番手を追走したが、道中も手綱が動きっぱなし。いつ失速してもおかしくないような手応えだったが、直線に入ってもしぶとく脚を伸ばす。残り200mを切ったあたりで前を射程圏に入れ、最後はダイメイコリーダをねじ伏せての勝利。

ラスト1Fも14.2秒かかるヘロヘロっぷりだったが、人馬ともに全力を尽くしてたどり着いた栄光のゴールである。

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先週は逃げ馬がぶっちぎって圧勝ってのをいくつも見てきた気がするが、日曜阪神9R兵庫特別のロールオブサンダーも圧巻だった。道中は後続を引きつけながらのペースメイクで、残り600m地点から一気にスパート。直線半ばで安全圏に入りながらもさらに差を広げ、最後は9馬身差。この春もクラシック出走を目指して重賞戦線に挑んでいた素質馬が、改めてその能力の高さを見せた。
同じ舞台の神戸新聞杯から菊花賞を目指すのは当然の流れ。パワーあふれるエピファネイア産駒が菊花賞戦線の惑星になりそうだ。

手綱を取っていたのは福永祐一。二冠馬コントレイルの主戦としては、内心「めんどくさい逃げ馬が出てきたな」と思っていたかもしれない。もちろんまともにやり合えば問題ない相手だろうが、こういう思い切った戦法を取ってくるのは厄介だろう。本番で乗るのは誰かわからないが、三冠を阻止する逃走劇が見られればおもしろい。

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やっぱり強いよねえ、アヌラーダプラ。仕切り直しの一戦となったHTB杯は能力の違いを見せつける完勝。そのうち重賞にも手が届くんじゃないでしょうか。

新馬戦→1勝クラスと連勝した際の末脚がなかなか強烈で、三浦皇成が桜花賞候補と出会ったかという予感があった。それだけに、フェアリーS前に落馬負傷で手綱を手放すことになったのは残念だったし、6着に終わったレース後に代打を務めたルメールは距離を原因に挙げており、あれもうここで終戦?とガッカリさせられた。

巻き返しを図ったフィリーズレビューでも9着と大敗。これは鼻出血による部分も大きかったとは思うが、とにもかくにもデビュー当時の輝きが失われてしまった状態からの再出発。それだけに先週のレースは楽しみにしていた。

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「単勝<複勝マニア」歓喜の事案が発生した。日曜函館7R。圧倒的1番人気だったワンダームシャが4着に終わったことで、勝ったヒロイックテイルの単勝が390円だったのに対して複勝が430円という逆転現象が起きた。

非常に珍しい事例だとは思うが、以前にも同じケースがあったことを覚えているので合わせて紹介したい。



いわゆる「グッドタイムロール事件」である(知らんよ
勝ち馬メイショウクローバの単勝が370円だったのに対して複勝が400円。投票数の少ない下級条件戦にグリグリの本命候補が出てくると、こういう売れ方になるのもわからなくはないが..しょせん条件馬は条件馬。そこまでの信頼を寄せるのは恐ろしくて仕方ない。



当時の衝撃を物語るエントリも掘り出しておいたので、ぜひ合わせて参照されたし。

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きょうはジャパンダートダービー。圧倒的人気を背負うのは、ユニコーンSを5馬身差で圧勝し、改めて怪物っぷりを見せつけた「若き砂王」カフェファラオ。



前走とは全く異なる条件となるが、無事に克服できればいよいよ完全無欠の存在と言えるだろう。ワンターン芝スタートの東京ダート1600mから、ツーターンの大井2000m、初めてのナイターで湿ったダート、内枠、間隔の詰まったローテと気がかりな点はそれなりに思い浮かぶが、この馬の資質を考えれば涼しげにパスしてほしいところ。

てっきり短期免許期間は終了していると思い込んでいたが、ダミアン・レーンとのコンビも継続。来日2年目ながら昨年の帝王賞を勝っているように、大井コースも手の内に入れている。先週の福島競馬では微妙なジャッジで騎乗停止処分を受けてしまったが、その鬱憤も晴らしてみせるか。

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バリエーション豊かな血統の素質馬が揃い注目を集めた日曜阪神の新馬戦(芝1600m)は、バゴ産駒のステラヴェローチェが早め先頭から押し切った。開幕週の出走予定を外傷性の鼻出血でスクラッチしたが、その影響もなく前評判の高さをしっかりと実戦でも発揮した形に。
ちょうど宝塚記念をクロノジェネシスが制した翌週で、血の勢いもあっただろうか。引き続きパワーを要する馬場だった点も味方につけつつの勝利で、今後は高速馬場に対してどれだけ適応できるかがポイントに。次は新潟2歳Sあたりを視野に入れているとのことで、ちょうどいい試金石となりそうだ。

2着はディープブリランテ産駒のグルーヴビート。直線半ばから勝ち馬とのマッチレースの形になり、惜しくもクビ差だけ届かなかったが能力の高さは見せた。次によほどの強いところと当たらない限りは勝ち上がりが濃厚。後方から長く脚を使って3着に間に合ったイリマはいかにもスカーレットカラーの妹といった雰囲気で、こちらは徐々に力をつけてきそうな印象。

それぞれが手応えをつかんだ中、期待を裏切る結果となってしまったのがサンデージャックである。

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土曜阪神の新馬戦(芝1400m)を制したのはジャカランダレーン。主に短距離〜マイル戦線で活躍したウリウリの初仔で、父がラブリーデイ。さらに一代さかのぼればキングカメハメハ・ポップコーンジャズ・ディープインパクト・ウィキウィキと、すべて金子真人さんの所有馬を祖先を持つとんでもない血筋である。
「リアル・ウイニングポスト」と呼ばれて久しい現象だが、さすがにここまでやり込むとゲームでも飽きてくる頃。そろそろ命名にも疲れてきて変な名前つけたりしちゃうんですよね。

あ、アカイトリノムスメ..

好スタートを決めて番手をスムーズに確保すると、直線では馬場のいい外に持ち出されスパートを開始すると一瞬にして後続を置き去りに。あれこれ注文をつけることなく自分のレースができそうだし、こういう馬場を初戦で経験できたのも収穫だろう。アルテミスSやファンタジーSなどを経由して阪神ジュベナイルFにコマを進める青写真は見えたか。デビュー前からそこまで評判になっていたわけではないと思うが、2歳牝馬重賞戦線で台風の目になりそうだ。


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エクリプスSで今季初戦を迎えたエネイブルさんは2着に終わった。いつもならグンとスピードが乗ってくるタイミングでジワジワとしか伸びず、マイペースで飛ばしていたガイヤースに完敗。約9ヶ月のブランクを思えばこんなもんかとも思いつつ、さすがに6歳となると衰えが忍び寄っていてもおかしくはない。恐らく今年も凱旋門賞がメインターゲットにはなるのだろうが、果たして昨年の雪辱はなるだろうか..



ガイヤースは強いですね。欧州の逃げ馬というとついラビット役を思い浮かべてしまうが、こういう実力を持った逃げ馬ってめずらしいんじゃないですかね。向こうじゃあまり歓迎されないんでしょ逃げって。これからしばらく欧州の主要路線で存在感を発揮していきそう。

キーファーズの勝負服で出走したジャパンもそこそこ無難にまとめての3着。改めてトップクラスに混じっても互角にやれるところは見せた。武豊で凱旋門賞、は実現するだろうか。もし行くとしても渡航前後2週間くらいは隔離される可能性を思うと、参戦は現実的ではなさそうだが..


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