「人生、無事是名馬」|雑談系競馬ブログ

2006年創刊の雑談競馬ブログ。主に毎週のレースや好きな馬・ジョッキーについて。時に野球やドラクエについて熱弁。

正直、ダンシングプリンスのことを知ったのは4月の中山でのぶっちぎり劇を演じた後のことだった。地方からの「出戻り」でありながら単勝1.7倍の圧倒的人気に支持されたあたり、その評判は確かだったのだが..まさに終わってビックリであった。

3歳夏のデビューからの3戦(競走除外1戦を含む)は芝を使われたが、やはり本領発揮はダートだったのだろうか。父が芝のスプリント路線で長年にわたり奮闘したパドトロワ、母系はデュランダルらと同じということを考えれば最初は芝から使いますよね..

宮田敬介厩舎としても、開業早々に旗頭的存在に出会えたのは大きい。

続きを読む

母は重賞戦線で活躍したダンスファンタジア、その母は桜花賞とヴィクトリアマイルを制したダンスインザムードという血統ながら、ダートで才能を開花させつつあるのがダノンファスト。さすがにデビューこそ芝を使われたが、初ダートの未勝利戦が2秒以上の大差をつける勝利。以降はダートに絞って使われている。

前走の青竜Sは2着に敗れたが、ユニコーンS2着のデュードヴァンと僅差のレースを見せた。重賞級の相手と互角に走れた能力は、古馬相手とはいえ力量上位と見ていいだろう。まして現状は長い直線より小回りコースが向いている印象。福島ダート1700mは狙いすましての参戦といえそうだ。

馬券の上でも信頼度はかなり高い。

続きを読む

昨夏、ゴールドシップ産駒の初勝利を飾り、札幌2歳Sでも2着と順調なキャリアのスタートを切ったサトノゴールド。その後、ひと息入れたのは父の血を熟知した須貝尚介調教師ならではの判断だったが、きさらぎ賞で戦線復帰後に蹄を傷めてしまったのは誤算だっただろう。賞金面では皐月賞に出られたものの、春のクラシックシーズンは棒に振ることになってしまった。
注目度や話題性は高い馬だが、肩書は条件馬に過ぎず、それゆえその後の情報もなかなか入ってこなかった。だが、函館開催が始まった頃から当地に入厩していることが判明。netkeibaでは札幌の阿寒湖特別で復帰との情報が出ていたが、それよりも早いタイミングで実戦を迎えることになった。

ステイゴールドが長らく「主な勝ち鞍」として引っさげたことでも有名な阿寒湖特別だけに、爺孫制覇を狙ってもらってもおもしろかったのだが、まあそれはさておき。

続きを読む

ケイアイガーベラの圧勝劇以来、10年ぶりに阪神競馬場での開催となるプロキオンS。明日はどうやら天気も崩れなさそうだが、それでもずっと降り続いた雨の影響は避けられまい。時計の速い決着になりそうだ。
スピード比べには自信を持つ顔ぶれが揃ったが、その中でも優勢なのは誰か。先行決着か、前崩れで差し馬が台頭するか。色々と考えてみたが結論は出ず。

幸さんとのコンビで応援したいラプタスはJRAの重賞は初の参戦。充実著しい4歳馬だが、まだ気性面に課題を残す現状だけに外から同型が競りかけてきた時にどう対処するかがカギ。控えても競馬はできるが..できれば外枠がほしかった。

枠の並びだけでいえばサクセスエナジーが最高。ここ2走は59kg、58kgでOP特別を連勝してきており、57kgで出られるのはありがたく感じられるのでは。ただ、重賞になるとやや足りない感があるのも確か。
レッドルゼルは行く馬を行かせて自分のポジションで競馬ができる自在性が強み。強敵相手に揉まれる経験には乏しいので、今回は重賞の洗礼を浴びるかもしれないが、先につながる競馬はしておきたい。

同じく差し馬の流れになればスマートダンディーとスマートアヴァロンの見分けがつきにくいコンビにチャンス到来。よりによって今回は同枠に入った。うむ、スマートダンディー秋山真一郎の狙いすました追い込みとか見たい。あとはサンライズノヴァもオレを忘れるなとお怒りかもしれないが、めちゃくちゃ久しぶりの右回りで1400mも今はちょっと忙しそう。まして59kgでスピード決着となると厳しいのでは。

続きを読む

七夕賞の過去10年の成績を見てみたが、特にこれといって思い出が残っていない。たぶん馬券なんてずっと買ってない、グラスボンバーとかが頑張ってた時代が最後じゃなかろうか。
もはや当然のように今年もROMなわけだが、例によって難しそうな組み合わせですねえ。小回りのハンデ戦でどうにか生き残っていこうというメンバーの集まりだけに、当然ながら各自のモチベも高かろう。

とりあえず、ぶわーっと名前を挙げていく。

2戦目で京成杯3着と善戦したあと、条件戦をコツコツ勝ち上がってきたヒンドゥタイムズ。重賞で頭打ちになる素質でないことは間違いないだろうし、遠回りしてきた分ハンデも今回はお手頃。斉藤崇史厩舎も今や最も信頼の置ける厩舎の一つだし、リュヌルージュとの2頭出しが実を結ぶ可能性は十分。

ヴィルシーナの仔ブラヴァスは、どうしてもクラシックを期待される血統だけに出世に時間がかかった印象だが、割と順調にここまで来られているのでは。重賞初挑戦だった新潟大賞典も4着と無難にまとめられた。今回はJRA全10場重賞制覇がかかる福永祐一とのコンビ。鞍上に新たな勲章をもたらすか。

同条件の福島民放杯を完勝したマイネルサーパス、3着だったウインイクシードあたりも黙っちゃいない。全4勝を福島で挙げているヴァンケドミンゴもここ全力。

続きを読む

阪神のダノンシュネラとフォティノースの牝馬二頭出しに続き、福島にも期待馬を送り出すドゥラメンテ。デビュー勝ちを狙うドゥラモンドは兄にサンデーウィザード、ヒーズインラブと2頭の重賞勝ち馬がいる血統だが、いずれもクラシック路線には縁がなかっただけに、失礼ながら少し地味な印象を受けてしまう。活躍次第では兄らを差し置いて繁殖牝馬シーズインクルーデッドを代表する仔になれるかもしれない。

しかし心配なことに調教の動きが今ひとつ。くどいようだがノーザンファーム天栄案件のスロースタートっぷりが今季は特に目立つが、この馬もまだまだ仕上げ切らない状態でのデビューということになるのだろうか。ただ、手塚貴久厩舎といえばフィエールマンでの外厩使いの印象が強いが、決してノーザンファーム頼りの運営ではなく、他にもビッグレッド軍とのタッグでも結果を残すなど手腕は確か。しっかり動ける状態まで持ってきているかもしれない。

続きを読む

早くから評判馬が照準を合わせていた、土曜阪神5Rの牝馬限定マイル戦。池江泰寿厩舎のダノンシュネラはセレクトセールで1.6億円の高値をつけた期待馬で、追い切りでもその評価にたがわぬ動きを見せている。祖母がラヴズオンリーミーという血統からも、本領発揮は2000mくらいだろうか。どちらかといえばオークスが合いそうな予感もするが、それだけにあとはドゥラメンテ産駒特有の気難しさが出ないかだけが心配。

本来であればこの馬の独り舞台となってもおかしくないが、そこに待ったをかけようというのが同じドゥラメンテ産駒のフォティノース。重賞の常連ヴァンドギャルドの妹としても注目が集まるが、個人的にはそれ以上に杉山晴紀厩舎が社台RHの期待馬をどう鍛え上げていくかが楽しみでならない。ご存知の通り無名の存在だったデアリングタクトを二冠牝馬に導いた手腕は高く評価されて然るべきもので、特にあれだけ気性の難しさを抱えた牝馬をうまくケアしたノウハウが活きてくるのは間違いない。

この2頭はPOG検討期間中もリストに入れており、状況次第では指名も十分にありえたので楽しみに見ておきたい。残念ながら土曜も雨で馬場に影響を及ぼしそうだが、才能あふれるドゥラメンテの娘たちなら問題なくこなしてくれるのではないだろうか。

続きを読む

今週の新馬戦は楽しみなレースばかりで困った。日曜福島5Rの芝2000mも将来性豊かな素材が揃い、誰が幸先よく勝利を飾るか楽しみ。
戦前の評判では「3強」だろうか。サンデーレーシングのオルフェーヴル産駒ガトーバスク、DMMのキズナ産駒グランスエーニョ、そして千代田牧場ゆかりの血を引くサトノフォーチュン。いずれも個性的なプロフィールの持ち主で、余計に関心をそそられる。

中でもサトノフォーチュンの牝系はアツい。一瞬ダートで無双したグレイトパールの弟にあたるが、血統表をどんどん遡っていくとニッポーテイオーやタレンティドガールの兄妹とも同じルーツを経由し、最終的にはビユーチフルドリーマーに辿り着くという壮大なタイムトリップが楽しめる。100年以上も前から日本競馬に根付く血とディープインパクトの配合は、どんな答えを導き出すだろうか。

ロジモーリスと同様、例によってバリバリ動かしてはこない国枝栄厩舎だけに、追い切りだけで判断は難しい。なおかつ「新馬戦は仕上げてこない」が定説になりつつあるので、初戦で勝てるかは微妙なところだが、時間をかけて大成してほしい一頭である。

続きを読む

思わぬスタートダッシュ失敗となってしまったモーリス産駒。途中からは「せめてセレクトセールまでに初勝利を」が合言葉になっていた感もあるが、とうとうチャンスは今週を残すのみになってしまった。
その中で最有力視されているのが、国枝栄厩舎の牝馬ロジモーリス。牡馬と見せかけて。ルメールが「5歳馬みたい」なんてコメントするもんだから、ますます落ち着き払った雰囲気を想像してしまうじゃないか。アルゼンチン産の母メチャコルタの初仔ということで血統的にはまだヴェールに包まれているが、最近はバラダセールやライフフォーセールなどの仔も活躍中。トレンドに乗っているとも言えるのでは。
相変わらず追い切りで派手なアピールは見せてこないが、今週の最終追いではドナアトラエンテと併入するなど、古馬準OPにも見劣りしない動き。ルメールが「勝てると思う」と発言するほど手応えを感じているようで、まさに「最後の切り札」として父に朗報を届けてくれる可能性は高そうだ。


続きを読む

ジャパンダートダービーを制し、晴れて「G1ジョッキー」の仲間入りを果たした坂井瑠星。「この騒ぎは三日三晩続いた..」といきたいところだが、もう週末の戦いは始まろうとしている。

その前に先週の件もちょっとだけ振り返っておこうと思うが、ラジオNIKKEI賞のルリアンは5着。レース回顧のエントリでも書いたが外にずっと張りっぱなしだったそうで、力を出しきれず。もう少し上手に立ち回れればよかったのだが。
他のレースもチャンスはなく勝ち無しに終わったばかりか、阪神に残してきたお手馬テーオーターゲットが川田将雅騎乗で勝ち上がるというグヌヌな展開。あの馬いいのよ、テーオーターゲット。祖母がダートの女傑ファストフレンドという渋い良血で、地方転出からの復帰後初戦を勝ったのは坂井瑠星だったわけだし、また乗せてもらいたいもんだ。


続きを読む

これはゴメンナサイを言わなければ。まさか虎の天敵メルセデスをぶっ叩くとはな..!



日曜の広島戦で満塁弾を放つなど、ようやく結果を残しつつあったボーア。ただ、いかにも打ち頃の投手相手から結果を残しただけでは全幅の信頼を置くには程遠く、「主砲」を名乗るなら試合の行方を左右する終盤に、苦手の左投手から打つくらいじゃないとと辛口評論家目線で見ていたら..
第一打席のクソ雑魚な内容であっさり三球三振してるの見たら、とてもじゃないけど期待できへんのやけどね。本当にびっくり。あの角度で上がってあそこまで持っていくパワーもね。ミートの瞬間の乾いた打球音が気持ちよすぎる。ノー浜風とはいえ甲子園の右中間のあんなとこまで飛ばしたの見たのはペタジーニ(ヤ)以来かもしれん。

次の打席で宿敵・高木京介の前にまた三振に倒れたのはご愛嬌である。

続きを読む

今年は久々に阪神競馬場で行われるプロキオンS。おかえりなさいって感じですね。ふと過去の記憶を思い起こすと、10年にケイアイガーベラがぶっちぎって圧勝したレースが今でも鮮明に覚えている。



当時は前の職場に務めていた時期で、毎日のように日付が替わるくらいまで仕事をしているのがデフォだった。夜中に家に帰って、深夜番組を見ながらビール飲んで、2時くらいに寝て8時半くらいに起きる生活サイクルは最高にストレッシブルだった。職場でも下っ端で、やれと言われたことは必ずやらなければならなかったし、スキル的にもついていくのが精一杯。このまま続けていけるのかという不安が押し寄せながら日々を過ごしていた。

そんな状況だけに、彼女(現奥さん)と会う予定のない日はワンルームマンションでボーッと競馬を見ながらガンガン馬券を買うのがストレス発散方法だった。今とは比べ物にならないくらい数多くのレースに手を出し、ほんの少しの快楽を得たいがために多くのお金を失うダメな休日の過ごし方をしていた。

続きを読む

POGの検討期間中から、トレデマンドのことはずっと高く評価してきた。母コンドコマンドの初仔にあたる全兄アルジャンナも重賞で善戦を続けてきたが、瞬発力特化型で距離も1800m程度がベストという特徴を考えると、牝馬に出た方が活躍の幅は広がりそう。それに、アルジャンナはセレクトセールで落札された後に馬主が変更になるなど、背景でのゴタゴタが気になったものだが、こちらは安心のサンデーレーシングの募集馬である。
指名候補リストの中でも最優先案件の一つとしていたが、先にサトノレイナスを確保したために他陣営に譲ることに。結局2位指名で消えたように、やはり注目度は高かった。
あとはデビューがいつになるかが問題だったが、どうやら8月1日の新潟芝1800mという花形コースで出陣する予定も決まったとか。鞍上はラッキーライラックで松永幹夫厩舎と一気にお近づきになった感のあるミルコ。注目馬に相応しいお膳立てが整いつつある。

ところが思わぬ試練が訪れた。そう、よりによってwebスポルティーバに取り上げられてしまったのである。今季もここまでブエナベントゥーラ・アークライト・スワーヴエルメの新馬勝ちを阻止するなど、幾多の素質ある芽を摘んできた縁起の悪さは健在。そこに今週はまさかのトレデマンドである。



よくも「皮膚が薄い」というコメントだけでここまで引っ張ったなと思うほどの中身のなさも気になるが、ここで重要なのはこの連載に名を残してしまったこと。本当にくだらないジンクスで笑い飛ばしてしまいたくなるが、なかなかそうもいかないことは過去の歴史が物語っている。

<参考>
■ 【POG】アークライト、webスポルティーバの「厳選!2歳馬情報局」に掲載されてしまう

続きを読む

先週日曜の福島7Rで落馬負傷し、JRAのリリースでは「骨盤骨折」と発表されていた団野大成。2年目の今季はここまですでに39勝を挙げるなど、順調にステップアップしていた矢先のアクシデントだけに、ああ長期離脱はもったいないなあと惜しんでいたのだが、どうやら最悪の事態は免れたようだ。
いきなり余談ながら、4月の松山弘平の落馬負傷でも骨折していたとかしていなかったとか情報が錯綜していたが、JRAさんの発表と後日の診断に食い違いが生じるケースが多いですね最近。負傷直後の情報なのでどうしても診断が変わるとかは仕方ないですけど。

続きを読む

無観客の大井競馬場から、映像越しに異様な雰囲気が伝わってきた。圧倒的人気を背負ったカフェファラオが苦しんでいる。直後につけているミヤジコクオウも反応が悪い。これは前残りだ。ダイメイコリーダとダノンファラオ。あれ、手応え悪そうだったダノンファラオが頑張ってるぞ?あっ先頭に立った、これ勝っちゃうよおい。

うわー、ここで交流G1初勝利かよ坂井瑠星!!

喜びと驚きが入り交じりながらの勝利。いやいや本当にめでたいしうれしい。

決して楽なレースではなかった。毎度のことながら先行馬なのに決して出脚は速くなく、砂を被ると脆さも見せる難しいタイプ。今回は外の2番手を追走したが、道中も手綱が動きっぱなし。いつ失速してもおかしくないような手応えだったが、直線に入ってもしぶとく脚を伸ばす。残り200mを切ったあたりで前を射程圏に入れ、最後はダイメイコリーダをねじ伏せての勝利。

ラスト1Fも14.2秒かかるヘロヘロっぷりだったが、人馬ともに全力を尽くしてたどり着いた栄光のゴールである。

続きを読む

先週は逃げ馬がぶっちぎって圧勝ってのをいくつも見てきた気がするが、日曜阪神9R兵庫特別のロールオブサンダーも圧巻だった。道中は後続を引きつけながらのペースメイクで、残り600m地点から一気にスパート。直線半ばで安全圏に入りながらもさらに差を広げ、最後は9馬身差。この春もクラシック出走を目指して重賞戦線に挑んでいた素質馬が、改めてその能力の高さを見せた。
同じ舞台の神戸新聞杯から菊花賞を目指すのは当然の流れ。パワーあふれるエピファネイア産駒が菊花賞戦線の惑星になりそうだ。

手綱を取っていたのは福永祐一。二冠馬コントレイルの主戦としては、内心「めんどくさい逃げ馬が出てきたな」と思っていたかもしれない。もちろんまともにやり合えば問題ない相手だろうが、こういう思い切った戦法を取ってくるのは厄介だろう。本番で乗るのは誰かわからないが、三冠を阻止する逃走劇が見られればおもしろい。

続きを読む

やっぱり強いよねえ、アヌラーダプラ。仕切り直しの一戦となったHTB杯は能力の違いを見せつける完勝。そのうち重賞にも手が届くんじゃないでしょうか。

新馬戦→1勝クラスと連勝した際の末脚がなかなか強烈で、三浦皇成が桜花賞候補と出会ったかという予感があった。それだけに、フェアリーS前に落馬負傷で手綱を手放すことになったのは残念だったし、6着に終わったレース後に代打を務めたルメールは距離を原因に挙げており、あれもうここで終戦?とガッカリさせられた。

巻き返しを図ったフィリーズレビューでも9着と大敗。これは鼻出血による部分も大きかったとは思うが、とにもかくにもデビュー当時の輝きが失われてしまった状態からの再出発。それだけに先週のレースは楽しみにしていた。

続きを読む

「単勝<複勝マニア」歓喜の事案が発生した。日曜函館7R。圧倒的1番人気だったワンダームシャが4着に終わったことで、勝ったヒロイックテイルの単勝が390円だったのに対して複勝が430円という逆転現象が起きた。

非常に珍しい事例だとは思うが、以前にも同じケースがあったことを覚えているので合わせて紹介したい。



いわゆる「グッドタイムロール事件」である(知らんよ
勝ち馬メイショウクローバの単勝が370円だったのに対して複勝が400円。投票数の少ない下級条件戦にグリグリの本命候補が出てくると、こういう売れ方になるのもわからなくはないが..しょせん条件馬は条件馬。そこまでの信頼を寄せるのは恐ろしくて仕方ない。



当時の衝撃を物語るエントリも掘り出しておいたので、ぜひ合わせて参照されたし。

続きを読む

きょうはジャパンダートダービー。圧倒的人気を背負うのは、ユニコーンSを5馬身差で圧勝し、改めて怪物っぷりを見せつけた「若き砂王」カフェファラオ。



前走とは全く異なる条件となるが、無事に克服できればいよいよ完全無欠の存在と言えるだろう。ワンターン芝スタートの東京ダート1600mから、ツーターンの大井2000m、初めてのナイターで湿ったダート、内枠、間隔の詰まったローテと気がかりな点はそれなりに思い浮かぶが、この馬の資質を考えれば涼しげにパスしてほしいところ。

てっきり短期免許期間は終了していると思い込んでいたが、ダミアン・レーンとのコンビも継続。来日2年目ながら昨年の帝王賞を勝っているように、大井コースも手の内に入れている。先週の福島競馬では微妙なジャッジで騎乗停止処分を受けてしまったが、その鬱憤も晴らしてみせるか。

続きを読む

バリエーション豊かな血統の素質馬が揃い注目を集めた日曜阪神の新馬戦(芝1600m)は、バゴ産駒のステラヴェローチェが早め先頭から押し切った。開幕週の出走予定を外傷性の鼻出血でスクラッチしたが、その影響もなく前評判の高さをしっかりと実戦でも発揮した形に。
ちょうど宝塚記念をクロノジェネシスが制した翌週で、血の勢いもあっただろうか。引き続きパワーを要する馬場だった点も味方につけつつの勝利で、今後は高速馬場に対してどれだけ適応できるかがポイントに。次は新潟2歳Sあたりを視野に入れているとのことで、ちょうどいい試金石となりそうだ。

2着はディープブリランテ産駒のグルーヴビート。直線半ばから勝ち馬とのマッチレースの形になり、惜しくもクビ差だけ届かなかったが能力の高さは見せた。次によほどの強いところと当たらない限りは勝ち上がりが濃厚。後方から長く脚を使って3着に間に合ったイリマはいかにもスカーレットカラーの妹といった雰囲気で、こちらは徐々に力をつけてきそうな印象。

それぞれが手応えをつかんだ中、期待を裏切る結果となってしまったのがサンデージャックである。

続きを読む

土曜阪神の新馬戦(芝1400m)を制したのはジャカランダレーン。主に短距離〜マイル戦線で活躍したウリウリの初仔で、父がラブリーデイ。さらに一代さかのぼればキングカメハメハ・ポップコーンジャズ・ディープインパクト・ウィキウィキと、すべて金子真人さんの所有馬を祖先を持つとんでもない血筋である。
「リアル・ウイニングポスト」と呼ばれて久しい現象だが、さすがにここまでやり込むとゲームでも飽きてくる頃。そろそろ命名にも疲れてきて変な名前つけたりしちゃうんですよね。

あ、アカイトリノムスメ..

好スタートを決めて番手をスムーズに確保すると、直線では馬場のいい外に持ち出されスパートを開始すると一瞬にして後続を置き去りに。あれこれ注文をつけることなく自分のレースができそうだし、こういう馬場を初戦で経験できたのも収穫だろう。アルテミスSやファンタジーSなどを経由して阪神ジュベナイルFにコマを進める青写真は見えたか。デビュー前からそこまで評判になっていたわけではないと思うが、2歳牝馬重賞戦線で台風の目になりそうだ。


続きを読む

エクリプスSで今季初戦を迎えたエネイブルさんは2着に終わった。いつもならグンとスピードが乗ってくるタイミングでジワジワとしか伸びず、マイペースで飛ばしていたガイヤースに完敗。約9ヶ月のブランクを思えばこんなもんかとも思いつつ、さすがに6歳となると衰えが忍び寄っていてもおかしくはない。恐らく今年も凱旋門賞がメインターゲットにはなるのだろうが、果たして昨年の雪辱はなるだろうか..



ガイヤースは強いですね。欧州の逃げ馬というとついラビット役を思い浮かべてしまうが、こういう実力を持った逃げ馬ってめずらしいんじゃないですかね。向こうじゃあまり歓迎されないんでしょ逃げって。これからしばらく欧州の主要路線で存在感を発揮していきそう。

キーファーズの勝負服で出走したジャパンもそこそこ無難にまとめての3着。改めてトップクラスに混じっても互角にやれるところは見せた。武豊で凱旋門賞、は実現するだろうか。もし行くとしても渡航前後2週間くらいは隔離される可能性を思うと、参戦は現実的ではなさそうだが..


続きを読む

開幕早々、ド派手に出遅れてしまった阪神タイガース。全5球団との対戦をひと回り終えての成績は4勝10敗となった(広島戦は雨で1試合未消化)。堂々の最下位であるにもかかわらず、現在2連勝中ということもあって妙に明るい光が差し込みつつあるほど、先週半ばまでのチーム状態はひどかった。

ナゴヤドームでの3連敗はそれを象徴していたように思う。1戦目は青柳晃洋が好投するも打線が柳裕也を攻略できず(打てるはずがない)。1失点で降板した青柳の後を受けた能見篤史がアルモンテにグラスラ被弾。
2戦目は梅野隆太郎の怒りの本塁打で先制するも、秋山拓巳がリードを守りきれず。さらにはマルテの悪送球が適時失策となって逆転を許すと、続く回にも守備のミスが出るなど大量6失点。今季の数少ないポジ要素であった「守備はマシ」まで粉々に粉砕されてしまった。この時点で今季三度目の3連敗。
翌日もガルシアが悪い流れを止められず、初回からいきなりビシエドに3ランを浴びる悲惨さ。その後、1点差まで追い上げ終盤を迎えるも、不安定なリリーフ陣の中で唯一絶対視できていたスアレスが決定的な1点を失い終了。最終回に同点の走者を出すまで追い上げるも、近本光司の犠打失敗に相手の好守で併殺ゲームセットと、何もかもがうまくいかない最悪の状況が続いた。

このペースで敗れ続けるのはさすがにプロとしておかしい。どこかで揺り戻しは訪れると思ってはいるが、広島での2連勝程度ではまだまだ足りない。今後の巻き返しに向けてわずかに見えてきた希望についてなど、簡単に書いていこうと思う。

続きを読む

最内枠から迷いなくハナに立つと、そのまま影をも踏ませぬ逃げ切り勝ちを収めた。福島→新潟とローカルで連勝し、初めて重賞の舞台に駒を進めた無名の実力馬バビットがラジオNIKKEI賞を5馬身差で圧勝。

思わぬワンサイドゲームにレース直後は唖然としてしまったが、これはなかなか強い勝ちっぷり。自分の形に持ち込めたのが大きかったとはいえ、逃げて最速の上がりをマーク。距離はどのへんまでカバーできるか未知数だが、今後も重賞戦線を賑わせてくれそうだ。ナカヤマフェスタ産駒というのも渋くてよい。

唯一、残念だったのは本来この馬に騎乗する予定だった団野大成が鞍上にいなかったこと。この日の7Rで落馬負傷し内田博幸に急遽スイッチ。前走もコンビを組んで勝ち鞍を挙げていただけに、無念の乗り替わりとなってしまった。CBC賞をラブカンプーで勝った斎藤新と同じく、期待が集まる2年目世代だけに一日も早く戻ってきてもらいたい。

続きを読む

最近はその名を馬柱の中に見かける度に「もう引退させてやりなよ..」と哀れみの目で見てしまっていたラブカンプーが衝撃の復活劇を果たした。単勝9,310円、13番人気での鮮やかな逃げ切りだった。
自慢の好スタートで一瞬にしてハナを奪い切ると、そのままペースを落とすことなく前半3F33.5秒のハイラップを刻んでいく。後続馬群は恐らく完全にナメきっていたであろう、ノーマークのまま直線に向くとまだまだリードはたっぷり。こりゃこのままだと残られるぞと焦り出した頃には時すでに遅し。好位組はなし崩しに脚を使わされ、後方待機勢は届かないまま終わった。

しかし、こんなことがありますかねえ..

18年のスプリンターズS2着の実力馬も、以降は一度も馬券に絡まないどころかシンガリ負けを連発するなど完全にぶっ壊れてしまった。明らかに競走に対する意欲を失ってしまうような負け方で、何らかの形でメンタルが改善しないことにはどうしようもないと思っていたのだが..

こればかりは理屈では説明がつかないが、たまにはこういう人智を超えた事象が起きてしまうのも競馬の魅力であり難しさでもあり、ということにしておこう。

続きを読む

もはやおなじみの光景になりつつある。早くからクラシック候補として期待を集めながら、デビュー戦で苦渋を舐めさせられるノーザンファームの評判馬たち..特に関東勢の苦戦が目立っている。

開幕週にいきなりブエナベントゥーラがつまづいたのが象徴的な出来事だった。翌週にはレガトゥスが不良馬場に沈み、アークライトがスライドした3週目のマイル戦ではカランドゥーラがゴドルフィンのブルーシンフォニーに屈した。宝塚記念当日の1800m戦ではディアマンテールがレガトゥス同様、不良馬場に泣いた。そして函館に回ったアークライトも敗れ、東京最終週除外から福島に照準を合わせてきたスワーヴエルメも..

好スタートを決め、好位インを確保するポジショニングは何ら問題のないものだった。折り合いもスムーズ。ただ、3角過ぎからペースが上がるとダミアン・レーンの手が激しく動き、4角は外に振られながらのコーナリング。モタついている間に外から進出してきたタウゼントシェーンとの追い比べになったが、相手の切れ味が上回り半馬身遅れてのゴールとなった。

続きを読む

アークライトは痛恨の黒星デビュー。今季のディープインパクト産駒の牡馬の中ではトップクラスの評判馬として期待を背負いながら、いきなり厳しい現実を突きつけられることになってしまった。

色々と不安はありましたよね。

そもそも育成段階での威勢のいいコメントが、入厩してからは聞かれなくなった時点で「あれ、もしかして..」ですよ。馬体が大きい分キレを感じないとか言われたりしながら、馬なり追い切りを重ねても能力は測れず、挙句の果てには「東京の馬場が悪いから」という何とも言えない理由で函館にワープ。本馬場での追い切りも相変わらずソフトな内容で、走るという手応えが得られないまま迎えたデビュー戦だった。レース前に唯一ポジ要素として受け入れられたのは馬体重が510kgとそこそこのサイズに収まっていたことくらいか。

内容もハッキリ言って悪い。

出遅れたなら今後のことも見据えて馬群の中で我慢を覚える教育を施してくれればいいのに、超スローペースを嫌ったのかルメールがバックストレッチから加速してハナを奪う形に。これが結果的にアランデルにとってちょうどいい標的となり、早めに外から圧力をかけられると、ゴール前で差されクビ差だけ先着を許す形に。せめて負けるならタメてどれだけの脚を使えるかを試すなど、何らかの収穫を得たいところだった。

そんな敗戦だっただけにレース後はまあまあ頭を抱えたものだが、時間が経ってからラップタイムを見直すと、少しだけ希望がわいてきたのである。

続きを読む

新型コロナウイルスの影響で開催がストップしていた海外競馬も徐々に再開され、世界のビッグレースの話題が届くようになってきた。米国の3歳三冠レースはベルモントSが第1戦に繰り上げられ、かつ距離も短縮されるなどスクランブルな態勢だったり、欧州の各国も日程を調整しながらの開催が続いている。

そんな中、エクリプスSに出走するディアドラとその陣営には心から拍手を送りたい。

ドバイミーティングが中止になり、欧州各国の開催も取りやめになって以降もずっと現地に残って調整を続けてきた。その間、特にスタッフは感染リスクとも戦いながら、先が見えない状況下で踏ん張り続けてきたわけだ。その努力が報われる瞬間が訪れてくれれば最高だ。

続きを読む

どうやらダート転向は本気だったらしい。ディープインパクト×アパパネの三冠配合の三男坊ラインベックが、日曜阪神10Rの西脇特別に出走する。デビュー2連勝からホープフルS、皐月賞、NHKマイルCと芝のG1に挑み続けてきたが、ガラリと条件を変えて再出発を図ることになった。

ダートが向くかどうかはわからない。ただ、元POとしては3歳以降の行き当たりばったりのレース選びに少なからず不満を感じていたし、それが才能を開花させられなかった一因でもあると考えている。ローテ編成の決定権がどこにあるかはわからないが、特に皐月賞以降は「コーナー4つのコースで前で粘り込むのがベスト」だの「左回りのマイル戦は勝っているし合う」だの、厩舎サイドが使うレースに合わせて適当なポジコメを発信していただけにしか見えなかった。若駒Sで完敗を喫してから放牧に出していきなり皐月賞とか無茶ぶりにも程があるし、マイルが向いているのならアーリントンCを使うとか、他にも選択肢はあっただろう。実際、NHKマイルCは前が残る展開ながら3着争いとは差のない競馬をしており、今後これくらいの条件を中心に使っていけば重賞にも手が届く時がやってくるんじゃないかと思うほどの内容だった。

なのに今度はダートだという。

続きを読む

プリンシパルS惜敗で日本ダービー参戦はならず、1勝クラスからの仕切り直しとなったポタジェ。前走は平場戦でヴァーダイトとの良血対決に注目が集まったが、結果はアルサトワに逃げ切りを許す形で2着に終わった。安田記念の騎乗馬がなく阪神競馬場に留守番していた武豊にとっても残念なレースとなってしまった。

そこから中3週、今度こその想いで土曜阪神9R生田特別に出走する。鞍上は川田将雅にスイッチ。ある程度は武豊も使いつつ、シレッと乗り替わりのパターンは勝負手と断言してもいい。あっさり勝つパターンでしょう。番狂わせがあるとしたら馬場だけ。こればかりはやってみないとわからないけど。

続きを読む

まだまだ先は長いとはいえ、余計な消耗を避けるためにも早めに勝てるところで勝っておきたい未勝利組。しかし番組も限られる現状ではどうしても素質馬たちがぶつかっちゃうわけで..土曜阪神1Rも粒揃いの一戦となった。

デビュー前の追い切りが絶好で、東京の新馬戦で単勝1番人気に支持されたスーパーホープ。4角を手応え良く回ってきたところまではイメージ通りだったが、残り200mくらいの地点から末脚が鈍ってしまい4着に終わった。ミルコは精神面の幼さを敗因に挙げていたが、この時期の2歳馬なんてみんな子どもですし..もし今回も伸びあぐねるようなら距離短縮も考えなければならない。ただ、朝からかなり馬場が悪くなりそうなのでノーカウントかもね。

続きを読む

宝塚記念ウィークの先週も函館に腰を据えて騎乗するも勝ち無し。土曜メイン湯の花温泉特別のカステヘルミは先行するも直線は失速し4着に終わった。ただ、枠の不利を克服するための騎乗は見せてくれたと思う。勝ったのが前走でコンビを組んでいたシュエットヌーベルというのがなかなか悔しいけど。リュウセイリターン発動である。

今週は思いもよらぬチャンスがやってきた。ラジオNIKKEI賞に出走するルリアンである。実は早い段階から発表されていたのだが、本当に謎の依頼でまあまあ戸惑っている。サンデーレーシングのキズナ産駒で、これまでは川田将雅が騎乗していた馬。佐々木晶三厩舎は先日ショウリュウイクゾに乗っていたが勝ち切れなかったし、それ以外のオファーもあまり記憶にない。

続きを読む

出走メンバーの中にOPクラスで賞金を積んだ馬が一頭もおらず、2勝クラスの特別戦としても成立する顔ぶれとなった。ざっと過去10年の出走馬を振り返ってみたが、こうしたケースは初めて。それゆえみんなハンデも軽く横一線。むしろ何を基準にハンデ差をつけたというのだろうw

12頭立てと頭数も比較的落ち着き気味で、例年のような見応える3〜4角のマクリ合戦は楽しめなさそうだが、かといって単純な前残りになるかどうかは。逃げて良さが出たベレヌスあたりは注文をつけてでも行きたいだろうし、アルサトワやコスモインペリウム、パンサラッサあたりもできれば前で勝負したいタイプ。差し馬は序盤じっくり運んで勝負どころでもロスなく回ってこられそうで、たぶん競馬がしやすいのでは。

続きを読む

高松宮記念1位入線を果たしながら降着の憂き目に遭ったクリノガウディーがCBC賞に出走する。初の1200m戦で互角に渡り合ったメンバーがモズスーパーフレア、グランアレグリア、ダイアトニックであることを考えれば、この夏のG3では明らかに相手関係は楽になる。最大の敵は58kgのハンデということになるだろうか。

いやいや他にも心配はある。それは「自分自身」だ。

これまでその雑草キャラもあり、レースで主役を務めるケースが少なく、今回もし単勝1番人気に支持されれば自身初のことになる。朝日杯FS2着激走を皮切りに、その意外性が最大の武器であり魅力でもあるだけに、いきなり標的にされる立場になると脆さを見せそうな予感が。果たしてマジメに走ってくれるかどうか。

そして横山典弘との再コンビが余計に怪しさを際立たせる..w
続きを読む

日曜阪神の新馬戦(芝1600m)も注目馬が揃って見逃せない一戦になりそうだ。

うちのPOGではライバル陣営となるのが、エタリオウの半弟サンデージャック。セレクトセールで1.7億円で取り引きされた期待馬。父がダイワメジャーに替わって、スピード色の濃いキャラに出ていそうだ。調教も意欲的な内容で消化しており、いきなり力を発揮できそう。こういう良血馬を松山弘平が任されているところに時代の流れを感じる。

仕切り直しとなるのが、開幕週デビューを外傷性鼻出血で取りやめたステラヴェローチェ。先週の宝塚記念をクロノジェネシスが制しバゴ産駒に追い風が吹く中、どんな走りを見せるか。ひと頓挫あった影響は心配だが。

サンデーサイレンスの3×3クロスを持つグルーヴビートも評判がいいらしい。この名前からお察しの通りエアグルーヴの一族(3代母)。父がディープブリランテということもあってか、サンデーレーシングの中では安価な募集額だが、矢作芳人厩舎がしっかり仕上げてきている様子。同じディープブリランテ産駒ではコンヴェクトルもスタンバイ。こちらは佐々木主浩氏×友道康夫厩舎のおなじみコンビで、ゆくゆく良くなってきそうな予感。

あとはスカーレットカラーの半妹でキズナ産駒のイリマも楽しみ。高橋亮厩舎&福永祐一のコンビがいいね。
続きを読む

クラシックを狙う良血馬が福島でデビューするケースはあまり多くないが、先週の東京で除外ラッシュが起きてしまった影響もあり開幕週から豪華メンバーが揃うことになった。

何といってもスワーヴエルメがここにいる違和感。本当なら東京で華々しくで新馬勝ちといきたかったところだが、考え方を変えればこういうトリッキーなコースを経験しておくのも後になってつながるかもしれない。幸いダミアン・レーンも確保できたことだし。先週ディアマンテールが敗れてドゥラメンテ産駒も不振っぷりにはさらに拍車がかかってきたが、ガラリと流れを変えるとしたらやはりエース級のこの馬だ。

矢作芳人厩舎のタウゼントシェーンは先週の東京行きが急な決定だったようだが、除外になって引き続き関東圏でのデビューを選択。牝馬ながらにしてスワーヴエルメにぶつけていくあたり、陣営も自信を持っているようだが..ディープインパクト産駒の牝馬で福島1800mというのはどうなのだろう。じっくり立ち回った方が良さが出そうな気もするが。同厩舎で阪神で使う馬が決まっているアオリを受けているのかもしれんね。

続きを読む

これは殿下も惚れ込む40億の脚ですわ。カッコよすぎる。



続きを読む

水曜のスポーツ新聞各紙を賑わせていたのが、今週ついにデビューを迎える大物(仮)アークライト。2週間前の東京を使う予定がスライドになった際には色々な憶測がなされたものだが、見守る側としてはそれが吉と出ることを祈るしかない。

函館に入厩してからは今週も含めて本馬場では追い切りを2本消化。相変わらず派手な動きは見せていないが、先週は3歳未勝利のレッドジョコンダを追走して併入、今週は3歳1勝クラスのゼノヴァースを同じく追走して併入に持ち込んだ。ラスト1Fは馬なりで11.5秒をマークしており、全姉ハープスターを思い起こさせる瞬発力の片鱗は見せてくれているものと思いたい。

続きを読む

はーい、今週もラジオ配信しましたよ。Podcastオンリー。
宝塚記念の予習でクロノジェネシス&ラッキーライラックの可能性に触れつつ、サートゥルナーリアの適性面に疑問を呈していたように、なかなか冴えた見解だったように思う。 実際、クロノジェネシスがぶっちぎりキセキが2着を確保しようかというタイミングで「あー買っときゃよかったー!」てなりましたけど、そんな時に自分に言い聞かせている「格言」がある。 続きを読む

先週webスポルティーバに掲載されたスワーヴエルメはまさかの除外。今週の福島に回ることになったらしいが、やはり歯車を狂わせる何かがあるのだろうか。アークライトのデビューも延期になったし。

次に負の連鎖に巻き込まれてしまうのは誰だろう。今週の掲載馬はレッドジェネシスだった。



ヨーホーレイクに続いて標的にされてしまう友道康夫厩舎。どうも今季の3歳世代は尻すぼみに終わってしまった印象がある。ラインベック、マイラプソディ、アドマイヤビルゴとデビューから順調に勝ち鞍を挙げるも次第に失速。調教の内容も試行錯誤を重ねているのは伝わってきたが、少し迷走していたようにも見えた。ラインベックなんかはレース選択もチグハグだったし。

当然ながら巻き返しを期す2歳世代ということになる。秋にはルペルカーリアのデビューも控えているが、まずは7月に出陣を予定しているヨーホーレイクとレッドジェネシスをクラシック路線へと考えているところだろう。
続きを読む

特定の騎手を応援する身としては、「乗り替わりで勝たれる」ことほど悔しいものはない。あとひと押し足りなかった馬が勝ち切ったり、大敗続きだった馬がガラリと一変したり。どちらのシチュエーションにしても、乗り替わりが勝利を呼ぶきっかけになった可能性が大きいと感じさせられてしまう。

先週は悲しいことに「ミユキリターン」が4回も発動。幸さんから別の騎手に乗り替わった馬が大活躍を見せた。

まずは土曜、阪神2Rのグレースルビーから。初ダートの前走で初めてコンビを組み2着と好走し、続けて乗せてもらえそうなシチュエーションだったがルメールにスイッチ。無慈悲。単勝1.5倍の圧倒的人気に応えての勝利だった。このレースではタマモパッションに騎乗し3着。仕方ないのでこちらを勝利に導くよう頑張ろう。

続いて函館12R檜山特別のダンツキャッスル。デビュー時からコンビを組み、昨年のユニコーンSでも3着と健闘した頼もしいお手馬だが、骨折からの戦線復帰後4着→3着と勝ち切れなかったのが響き、明らかに力量上位の2勝クラスでの勝ち鞍を菱田裕二に譲ることになってしまった。この馬の場合はまた手綱が戻ってくる可能性が高いとは思うが..
続きを読む

今季の中央競馬もちょうど上半期が終了したところで、坂井瑠星は24勝をマーク。周囲の期待の大きさを思えば物足りない数字にも映るが、減量が取れた後もコンスタントに勝てているし、ローカルには回らず京都・阪神に腰を据えて騎乗したことを思えば一定の評価はできると個人的には捉えている。欲を言えばJRAでの重賞勝ちがほしかったが、これは夏以降に改めてということで。

そんな彼の活躍を追いかけていると、ひとつ気になることが。

たまにとんでもない人気薄の馬を勝たせる特殊能力の持ち主だが、穴馬の単勝だけを買い続けていればどうなるのだろう? ということで調査してみた。今季の坂井瑠星の騎乗馬で、最終オッズが15倍を超えていた馬をベタ買いすると回収率はどうなるか。「15倍」という数字に設定した理由は、結果をご覧いただければわかるだろう。

時系列順に結果を発表していく。
続きを読む

いよいよ7月1日からレジ袋有料化が始まる。これまでほんのちょっとの買い物でも袋に入れてもらうのがルーティンになっていたが、今度からは「袋は有料になりますがどうします?」と聞かれるわけだ。これは大変よいことだと思う。
個人的には現在もスーパーへ行く時はでっかいエコバッグを持参しているし、コンビニなんかでもできる限り「袋いりません」と伝えるなど、それなりの意識の高さを持っているつもり。ただ、コンビニでひとこと伝えるのが若干めんどくさい気持ちもあったので、明日からはまっとうな理由で「いりません」と言えるのがありがたい。

そんな世の中の流れを反映したのか、クリーンエコロジー産駒のディープエコロジーが日曜函館5Rで新馬勝ちを収めた。現役時代の実績も乏しく、産駒の数も少ない中で勝ち上がるだけでも快挙のように思うが、それも新馬戦を制すなんて。

クリーンエコロジー、覚えてますよ。

後藤浩輝とのコンビで新馬戦を勝って、新潟2歳Sでも人気になって、大敗して。うん、そこまでしか覚えてないわ。その後は一応オープンまでは行けたんですね。んでキャリア終盤は門別で走って。そのへんのことは全く知らなかったし、ましてや種牡馬になってるなんて。千代田牧場さんの執念、ということでしょうか。

それがこうして実ろうとしているのはステキな話じゃないですか。
続きを読む

サトノレイナス勢は土曜の朝イチからぐりちゃに大集合していたのではないだろうか。新馬戦で負かしたジュラメントやアップリバーが、同じ芝1600mの未勝利戦に出走。2頭ともに上位人気に支持されてはいたが、もしいずれも大敗を喫するようであれば「相手レベル低かったんじゃ..」と余計な心配の種が増えてしまうところ。しっかり頼むぞという謎の上から目線からレースの行方を見守ったが、見事にジュラメントが勝ち上がり。さらに2着がアップリバーということで、見事にワンツーフィニッシュを決めてくれた。

まずはひと安心。

ペースは遅かったし前が有利なレースだったが、ウインアグライア組(すなわちブエナベントゥーラ組ともいう)の3着だったサンハーリンゲンを抑えられたのは価値がある。これしきのことをポジ要素として捉えるのもどうかと思うが、レガトゥスもディアマンテールもあんなことになってしまったんだから仕方ない。

こうなったらアップリバーも勝ち上がるまで全力で応援や!
続きを読む

モーリス産駒のテンバガー、ダノンファンタジーの妹パタゴニアなど評判馬が揃った日曜阪神5R新馬戦は、安田隆行厩舎のジャスタウェイ産駒ダノンザキッドが3馬身差の圧勝でデビュー戦を飾った。父は初年度産駒からはヴェロックスやアウィルアウェイを輩出したものの、現3歳世代はフィリーズレビューを勝ったエーポスくらいしか名前が挙がらず少し苦戦気味。それだけに器の大きさを感じさせる勝利は朗報となるに違いない。

直線入り口で大きく内へ切れ込み、それに驚いたダンツテリオスが内ラチに衝突するなど他馬に迷惑をかけたのは反省材料。ただ、荒削りな気性もそれだけ未完成の証だと思えばかえってポジ材料と言えるかも。今季の新馬戦の中では一番のインパクトを受けたのは間違いなくこの馬。

続きを読む

東京の不良馬場がトラウマになりそうだ。POG指名馬ディアマンテールが日曜東京5Rの新馬戦に出走。ドゥラメンテ産駒の評判馬として単勝1番人気の支持を受けたが、勝ち馬ロードマックスから0.8秒差の5着に終わった。レガトゥスに続く早期デビュー組の敗戦だけに、個人的にはまあまあ激しく落胆している。

ただ、レース前に「凄い馬」とコメントしていた三浦皇成の評価が敗れた後も変わらないのは救い。

5着 ディアマンテール(三浦皇成騎手)
「道中の馬の感じが良くて、全てにおいて馬の良さが伝わってきました。ただフットワークが大きくて綺麗なので、良い馬場で走らせたかったです」

■ 【メイクデビュー】(東京5R)ロードマックスが新馬勝ち [News] (ラジオNIKKEI)

これだけ一貫して褒めてくれているのだから良馬場で変わり身を信じたいし、鞍上もそのまま続投でぜひ勝ち上がってもらいたい。
続きを読む

それにしても宝塚記念はタフなレースだった。バラバラにちぎれまくっての入線は各自が余力を残すことなく走り切った証で、まだ馬場の整理が行き届いていなかった90年代前半を思い出させるものだった。メジロマックイーンが無双してそうな舞台。

そんな中で健闘を見せたのがモズベッロ。勝ち馬から1.8秒差をつけられての3着というのもなかなかお目にかかれないだろうが、単勝12番人気の伏兵が波乱劇の一角を担った。
重馬場での勝ち鞍があるとはいえ条件戦でのもの。父ディープブリランテも道悪は苦にしないタイプではあったが..一線級相手の好走経験がなく、軽視されるのも仕方がないだろう。
日本ダービーでのヴェルトライゼンデといい、池添謙一は拾いにくいのを3着に持ってくる。これだから3連系の馬券はよう買わん。

それから4角後方から追い込んで5着に飛び込んだのがメイショウテンゲン。さすがの重馬場巧者、荒波をかき分けるかのような末脚だった。先週は新馬のメイショウイチヒメを含めやたらとメイショウさんの馬が頑張っていた印象だが、その大将格も大舞台で見せ場を作った。

ラッキーライラックは懸命にマクリ合戦に食らいついていったものの、早くからムチが入っていたように追走に苦労していた様子。直線入り口で脱落してしまった。血統だけを判断材料に、馬場適性が先入観で語られてしまっていたように思う。
続きを読む

単勝2.4倍の1番人気に支持されたサートゥルナーリアは4着に敗れた。個人的にはちょっと条件が合わないのではという話をしていたので敗戦自体は特に驚くものではなかったが、さすがに勝ち馬から2秒以上もちぎられての完敗は少し残念ではある。

内枠がアダになった。道中もずっと馬場の悪いインコースを通らされ、心身とも厳しいレースになったのは間違いないが、それにしても苦しい競馬になってしまった。どうにか外に持ち出して追撃体勢に入るも、前との差は詰められず。無敗で皐月賞を制し、新ヒーロー誕生を予感させたあの威光は完全に失せてしまった。現状では神戸新聞杯や金鯱賞のように、スローペースのヨーイドンでのみ圧倒的な性能を見せつけられるというのがこの馬の位置づけなのかもしれない。

続きを読む

驚異的なパフォーマンスを見せたクロノジェネシスには歯が立たなかったものの、メンタル崩壊状態が続いていたキセキにとっては希望をつなぐ2着だった。パドックの周回を見ていても何だか気配が良かったし、もしかしたら心配事が解決したのかもしれない。彼女と仲直りしたとか。これならまた秋のG1戦線のどこかでという期待も持てる。

それにしても武豊のエスコートが抜群だった。

てっきり先行すると思い込んでいたが、後方からじっくりと流れに乗る形。天皇賞よりゲートの出は悪かったが、それが奏功したように映るし、もしかしたら折り合いを考慮した意図的にゆっくり出したのかもしれない。3角過ぎから進出を開始する勝ち馬にくっついていく形でポジションを押し上げ、その勢いで外から末脚を伸ばした。序盤に余計な力を使わなければ、これくらいの脚は使える。まして渋った馬場は菊花賞を制した舞台。

テン乗りの天皇賞では制御しきれなかったが、一度コンビを組んだことでわかったことがたくさんあったのだろう。途中から暴走してしまった前走とはまるで違う内容だった。これぞ名手の実力。代打で神がかり的な騎乗を見せるより、継続してコンビを組むことで呼吸を合わせていくのが近年のユタカ流といえるのではないだろうか。
続きを読む

宝塚記念の馬体重が発表された瞬間、少し前に読んだ「近年のノーザンファーム産の牝馬の多くが、馬体重を大きく増やしながら本格化を果たしてきた」という話を思い出した。


「16番 クロノジェネシス 464kg +10」

ああ、これは間違いなく覚醒の証。この数字を見た瞬間に勝利の可能性はかなり高くなったという確信があった。パドックの映像を見ても太め感は全くない。本格化を告げるボリュームアップだ。

そして歴史は繰り返された。昨年のリスグラシューに続く牝馬による宝塚記念制覇。高速馬場の瞬発力勝負のみならず、パワーを要する馬場でも牡馬を圧倒する時代が訪れた。しかも驚異の6馬身差圧勝。同じく昨年の有馬記念でリスグラシューが5馬身差をつける出色のパフォーマンスを見せたが、それを思い出させるワンサイドゲーム。馬場が向いたとか、枠順に恵まれたとか、色々とアシストとなる要素もあったとはいえ、それでもこの勝ちっぷりはケチをつけるようなものではない。本当にとんでもない強さだった。
続きを読む

↑このページのトップヘ